CV:本郷奏多
概要
劇場版ポケットモンスター「キミにきめた!」の登場人物。
ルカリオを使うサトシのアニメオリジナルの旅仲間。出身地はトバリシティ。
原作のゲームからモデルとなった人物が存在しないキャラクターはオレンジ諸島編のケンジ以来である。
伝説のポケモン・エンテイを追いかけていたところサトシ・マコトと鉢合わせし、その後たまたま雨宿り先に避難してきた二人とヒトカゲを一緒に保護したのがきっかけで、ホウオウを見るためにサトシと行動を共にする。
幼少時代、仕事で家を離れることが多かった両親に代わり自分と常に一緒にいてくれたレントラーがいた。しかし1人で吹雪の雪山へ出かけるという過ちが遠因となって、自分の親代わりとなっていたレントラーと死別した経験があるという、アニポケでもトップクラスの重い過去を持ったトレーナーである。
そのため一時期ポケモンと触れ合うことを恐れていたものの、現在のパートナーであるルカリオと出会ったことで恐れを抱くことはなくなったらしい。
(ちなみにこの過去が語られる回想シーンでは、ソウジを庇い凍死したレントラーの凍り付いた遺体が描かれるという、これまでアニポケで幾度か描かれてきた『死』の描写において避けられ続けてきた直接的な表現がなされている)
トラウマからは立ち直っているものの、サトシやマコトが気にも留めていなかった天候の変化を警戒して2人に忠告したり、雨で弱ったヒトカゲを看病しつつ「トレーナー思いのポケモンを死なせるわけにはいかない」とつぶやくなど、この事件はソウジの行動原理に深く根付いていることがうかがえる。
将来はポケモン博士になる夢を抱いており、ポケモンの伝説について豊富な知識を持ち、ポケモンの薬を独自に調合するなど、歴代男性同行者に負けず劣らずのハイスペック。
サトシとホウオウのバトルを見届けると二人と別れ、三鳥を調べるため旅立った。エンディングではフリーザーと遭遇していた。
中の人について
ソウジを担当する本郷奏多は『ニンドリ』のインタビューでゲームでは小学生時代に『ポケモン赤緑』をプレイしており、映画では『ミュウツーの逆襲』、『結晶塔の帝王』、『水の都の護神』を視聴しており、ピカチュウの「スター性」に感動したという。
その為、ポケモンで育った世代の声優は牧口真幸(セレナ)に続いて本郷は2人目となった。