概要
神部界とは正反対に位置する魔界の霊山『破界山』と、その周辺地域出身者達の総称。本来は『神聖』なる者が発した光から生じた影が歪まされ、「魔」と云う異形と化した者を始祖とする末裔に当たる。
表面上は平常心を装っても、性格の根底には影を嫌った『神聖』への憎悪が今も燻っており、天上の最上層に居ると推測される『神聖』の末裔の抹殺こそ究極の目的である。
魔界生まれの純血種と、魔界力による洗礼や暗黒の矢で変貌した神々、大罪によって魔界に堕とされ、良き心を怒りや憎しみで覆い隠して生きる天上人の成れの果てとで大別される。前者はノーザン・タイガー、閻羅王、中者で言えば虎王やドン・ゴロ将軍、魔界シバラク、ウエスタン・ウルフ、後者で言えば鬼夜叉や婀娜、ドナルカミファミリー、ワルモンダー一家が相当する。普段着を身に纏った神やゴロツキ不良神の良心が抜かれ悪堕ちした存在は単に『魔人』と称されるが、一貫してこの名称で言い表している。
シリーズの大半で活躍するラスボスはこの魔界出身者であるが、それでも彼等よりも更に邪悪で醜悪な存在は今も尚生き残り続けている。