ディーノ(転スラ)
でぃーの
概要
八星魔王の一柱。六番目に就任した、第二世代目の魔王。
“放浪王”や“眠りの森の王”などと呼ばれているが、端的に言うとただのニート。
プロフィール
種族 | 堕天族(フォールン) |
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称号 | 眠る支配者(スリーピングルーラー) |
所属 | 不明 |
究極能力(アルティメットスキル) | 至天之王(アスタルテ)・怠惰之王(ベルフェゴール)・堕天之王(ルシフェル) |
CV | 小林裕介 |
人物
働かずに生きていくことを美学としており、ここ数百年、自分で金を稼いだことも自分の金で飲み食いしたことも無いらしい。テンペストに転がりこんで、「お世話してくれ」とたのむディーノにリムルは「『働きたくないでござる』とか言いそう」とその性格を見抜いていた。
しかし、仕事は早い。仕事が出来ないんじゃなくて、やりたくないだけ。
性格は良くいえばフランク、悪くいえば軽い。コミュ力が高く、堅そうなダグリュールやルミナスに親しげに話しかけている場面があった。(ルミナスには一瞥されただけだったが)
ラミリスとは仲がいいようで、魔王の宴の時も「相変わらずチビだな」とからかっていた。どんな時でも寝ており、周りから呆れられるほどだった。
外見は高校生くらいの青年。普通の表情をしていれば美男子なのだが、いつも気だるげな表情と半眼がそれを台無しにしている。剣二本を腰に差し、服装は他の魔王達に比べ軽装。魔王なのに勇者のような服装である。
ライトブルーの瞳を持ち、髪は銀髪に紫のメッシュが入っている。
自堕落な性質ながら悪知恵は回り、スピンオフ作品『魔物の国の歩き方』では魔国連邦で裏のシノギでぼろ儲けするエピソードが2つも存在する。
1度目はシュナとシオンの非公認ファンクラブに二人の隠し撮り写真を高値で流通させ、2度目はヴェルドラを覆面ファイターにプロデュースしてそのファイトマネーをたんまりとせしめていた。
1度目は正体を隠したままやり過ごしたものの、2度目にリムルに事の顛末がばれた際にうっかり1度目の罪状も口を滑らせたため、リムルにシュナとシオンも加えてこってりと絞られることになった。
技・スキル
ディーノは主に剣による戦闘が多い。
剣の腕は転スラ最強と言われており、アルベルトやグラソードをも凌ぐ。
神話級(ゴッズ)の大剣“崩牙”を使う戦闘は仮初のスタイルであり、ディーノが本気を出す時には黄金の剣(エクスカリバー)と、闇銀の剣(カリバーン)を使用する。
究極能力(アルティメットスキル)
怠惰之王(ベルフェゴール) | 使用者(ディーノ)が動けば動くほど弱くなるのが特徴。しかし、怠惰之王を応用した「滅びへの誘惑」で広範囲の的を永遠の眠りにつかせる事が可能 |
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堕天之王(ルシフェル) | ギィの『傲慢之王(ルシファー)』とミリムの『憤怒之王(サタナエル)』を合わせたような権能を持つが、二人には劣る。 |
至天之王(アスタルテ) | ディーノの奥の手と言えるスキル。自分のスキルのみを望む形に進化させることのできる『創造進化』という権能があり、それによって『怠惰者』を『怠惰之王』へと進化させた。 |
技
滅びへの誘惑❨フォールンカタストロフィー❩|
死への睡眠誘導(フォールンタナトス)
堕天の一撃(フォールンストライク)
正体
ディーノの正体は熾天使(セラフィム)。
星王竜ヴェルダナーヴァの配下である、『始原の七天使』の一柱。監視者として地上の監視任務にあったっていた(その時は真面目に仕事をしていたらしい)が、いろいろあって堕落し、堕天使(フォールン)となった。
星王竜ヴェルダナーヴァの腹心であったディーノはヴェルダナーヴァの剣として戦場を駆けた。その時に世界最強の剣士としての地位が確立されたらしい。
その後、世界が平定され地上から争いが消えた頃、ディーノは地上の監視者の任務を授けられ、世界を旅するようになった。しかし、その時を待っていたかのようにヴェルダナーヴァと奥方であるルシアがこの世を去る。ディーノは怒り狂い、ヴェルダナーヴァ達を殺した国を怒りのままに破壊の限りに滅ぼした。その時にヴェルダナーヴァから授かった『天空之王』が『堕天之王』に変質したのだった。魔王ギィ・クリムゾンに気づかれることも無く速やかに復讐を果たしたディーノだったが、怒りの炎は消えなかった。そのまま世界を滅ぼす勢いで憤っていたディーノだったが、ミリムというヴェルダナーヴァとルシアの忘れ形見を思い出し、怒りを鎮めたのだった。
直接関わることも主と認めるつもりもなかったが、ミリムを見守ること、影から守ること、それがディーノの生きる意味であった。