プロフィール
概要
『テイルズオブアライズ』のキャラクター。
アルフェンとシオンの前に、行き倒れ同然の状態で現れたダナ人の少女。カラグリアの解放を聞き、シスロディアの抵抗組織への救援を訴え、その後相棒のダナフクロウ・フルルと共にアルフェン達と行動するようになる。
ダナ人でありながら、レナ人にしか扱えないとされている星霊術を使える「魔法使い」一族の末裔。「魔法使い」一族は遥か昔からダナ人に迫害され隠れ住んでおり、レナの侵攻の際にも見つからずに済んだ。星霊術の知識に加え、レナ人によって剝奪されたダナの歴史や遺物についても一族から教育を受けており、パーティ最年少ながら学者キャラでもある。
リンウェルも元々隠れて暮らしていたが、一族の里で起きた「とある事件」のため、シスロディア抵抗組織「銀の剣」に身を寄せていた。
人物像
性格
迫害されてきた一族の出身故に疑い深い。出会った当初はフルル以外に心を許すことは殆どなく、所属しているシスロディア抵抗組織「銀の剣」にも一歩距離を置いて接している。レナ人による長年の支配やダナ固有の文化の剝奪に加え「とある事件」によりレナ人に対する怒りは深く、仲間になった後もシオンやテュオハリムに対するあたりはかなり強かった。特に意図的に周囲に壁を作っていたシオンとは険悪の仲であった。
旅の中で様々な人々に出会い、成長することでレナ人に対する偏見を緩和させていき、特にシオンは生き方について諭されてから、テュオハリムはダナ人を愚弄する敵への怒りを見せた際にリンウェル達を「友人」と呼んでから、以後打ち解けていく。
また年相応の女の子らしい感性や悩み、もともと持っていた知識欲を見せるようになる。ロウとよく言い合いしたり、シオンとキサラと女子トークで盛り上がったり、遺物でテュオハリムと意気投合して展覧会を開く話をする場面もある。
料理は人並みにこなせるようで、甘いスイーツが大好物。
ちなみに今作でスケベ大魔王の名前を口にするキャラ、つまりそういう役回りである。
容姿
大きなフード付きの袖のない青い上着に、青緑のインナー。腕には青緑のアームカバーに黒の手袋。下は黒のカボチャパンツで、青のニーハイソックスと黒のブーツ。髪は黒のセミショートで、前髪は中央で分けている。衣装の各部や髪飾り、本の装飾は蝶をモチーフにしている。
本は星霊術を行使する為の触媒の様なものらしいが、無くてもスケベ大魔王を(無自覚に)懲らしめるくらいのことはできる。
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ネタバレ
以下に物語の核心に迫るネタバレあり
実は本編前に里の外で魔法を使ってしまった事で、住んでいた隠れ里をレナ兵に襲撃されてしまい、両親を失い一族の研究成果も奪われてしまった。父に隠されたリンウェルは殺されずに済んだものの、襲撃者を率いていた者の中に額に浮かぶ紋章が見えた事で相手が領将だとわかり、仇の領将を探す為に「銀の剣」に身を寄せるようになる。当初は故郷シスロディアの領将ガナベルトだと思っていたが、対峙した時に紋章が違う事に気付き、本当の仇を探す為にアルフェンたちに目的を言わないまま同行するようになった。
リンウェルのレナ嫌いはこれらの出来事から来ており、同時に自分の力を忌み嫌っていた。アルフェンたちにも当初はその力を見せようとしなかったが、ジルファには短い間ながらも父の面影を見ており、ジルファがロウにトドメを刺されそうになった時に止めようとして星霊術を発動させた事で周知となる。
その後本物の仇であるアウメドラを対峙した時に、憎しみのままに殺そうとするものの、ロウに止められる。アウメドラを憎む気持ちとの折り合いに悩みながらも彼女なりの答えを出し、改めてアルフェンたちの仲間として同行する事になる。同時にシオンたちレナ人に対する態度も軟化し、誰にも触れ合う事ができないシオンの壮絶な孤独を心配するようになる。
ダナ人でありながら星霊術を使える事を「ダナ人でもレナ人でもない存在」として忌み嫌っていたが、後に元々ダナには大勢の星霊術使いがいた事、その殆どが本物のレナ人に拐われて改造を施され現在のレナ人になった事が判明。
リンウェルは改造を施されていない唯一の星霊術使いであり、星霊に対する感受性がシオンたちよりも高い。特にダナの星霊と接触してからは本人も自分の力には意味があったのだと徐々に前向きに捉えるようになった。