概要
東海道本線と梅田貨物駅、安治川口駅を結ぶために設けられた貨物線。貨物列車も運転されているが、それ以上に旅客列車が多数運転されている。
この路線を経由すると大阪駅を通らない事になるが、運賃計算上は大阪駅を経由したこととして扱われる。なお2023年3月頃に一部区間の地下切り替えと同時に大阪市道九条梅田線と四つ橋筋の交差点北西部の地下新線部に駅が開業する予定となっており、これが梅田貨物線大阪駅となる。
書類上は吹田貨物ターミナル駅が起点だが、東海道本線との分岐はそのはるか北方の茨木駅南側である。
分岐した西九条方面の下り線は高架となって東海道旅客線を乗り越えて大阪貨物ターミナル駅からの貨物支線と合流。千里丘駅付近から東海道旅客上り外側線の西隣を並走し、吹田貨物ターミナル駅へと至る。
吹田貨物ターミナル駅から北方貨物線と城東貨物線が分岐し、梅田貨物線は北方貨物線と並走しながら神崎川手前でおおさか東線と合流し、新幹線と立体交差する手前で北方貨物線と分かれて新大阪駅へ。2021年現在新大阪駅が線内で唯一旅客が乗降できる駅となっている。
新大阪を出ると淀川を渡り、西へカーブして新御堂筋をくぐる。続けて南へカーブして阪急京都・宝塚・神戸線の高架をくぐって単線になる。
単線となった後に梅田貨物駅跡地の梅田信号場があり、東海道旅客線をくぐって大阪環状線の北側へ出る。福島駅北側でなにわ筋と交差する踏切を通過し、高架へ上がって大阪環状線と並走し野田駅を通過すると西九条駅へ至る。線路はそのまま桜島線へ合流するが、西九条駅手前の渡り線を通ると大阪環状線へ転線できる。