概要
スクウェア(現スクウェア・エニックス)のRPG「ゼノギアス」を第一作目とする、タイトルに「ゼノ」の名を冠するRPGシリーズ。
ゼノギアス制作後、スタッフたちはナムコ(現バンダイナムコエンターテインメント)の出資によりモノリスソフトを立ち上げ、スクウェアから独立。以降はナムコおよびバンナムからゼノサーガシリーズを発売する。
その後親会社が任天堂に変わった後は任天堂からゼノブレイド、ゼノブレイドクロス、ゼノブレイド2をリリースしている。
各作品はそれぞれ独立したタイトルとなっており、それぞれにシナリオ的なつながりは無い(ゼノサーガシリーズのみEP1~3までの連作となっている)が、エーテルやゾハルなど一部用語が共通しており「お約束」として巨大ロボットなどシリーズに共通したテイストが窺える。また、プロジェクトクロスゾーン2ではゼノサーガとゼノブレイドのキャラが共演しており、ゼノブレイド2においてはゼノサーガ・ゼノブレイドシリーズのキャラがゲスト出演する。
ちなみにゼノギアスとゼノサーガでは資料集を買わなければ把握できないほど膨大かつ難解な設定が多かったが、ゼノブレイドからは比較的一本道の理解しやすい構成になっている。
なお、「ゼノ」の名はシリーズに共通して関わっているゲームクリエイターの高橋哲哉が付けているもので、彼が中心となって製作した作品=ゼノシリーズと解釈してもよい。
このため過去作のオマージュ的要素が散見される。特にゼノブレイド2はその傾向が強い。
また、ネット上のコミュニティの一部では『モノリスソフトの親会社である任天堂はゼノシリーズすべての版権を所有しており、これのせいでスクエニやバンナムはゼノギアス、ゼノサーガの続編やリメイクを出せない』という話がまことしやかに囁かれているが、これは完全な大嘘である。
モノリスソフトはあくまでも各作品の製作の中核を担ったというだけであり、各作品に関する版権を一切所有していない。
続編やリメイクが出ないのは各々の会社の方針、及びオリジナルのスタッフを有するモノリスソフトが任天堂傘下である故に手を借り辛い(モノリスが任天堂の傘下である以上、任天堂は自社以外のハードに出るソフト(自社ハードとのマルチ・非マルチ問わず)の製作にモノリスを貸し出すという行為ができない)からである。