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株式会社アクセラの編集履歴

2021-10-30 21:11:58 バージョン

株式会社アクセラ

あくせら

株式会社アクセラ(Axela)とは、かつて存在した出版社、ゲームメーカー。ゲーム関連の雑誌を中心に販売していた。

概要

アスキーの元常務である小島文隆が、インプレス創業者である塚本慶一郎や、『ダービースタリオン』シリーズを手掛けた薗部博之からの協力を得て1996年7月に設立した。アスキーの社員だった頃の小島は『ログオン』、『ファミ通』などのゲーム雑誌の編集長を務めていたが、経営を巡る経営陣による内紛によって退社した経緯がある(アクセラ設立当時ファミ通編集長だった浜村弘一はアスキー残留を決めた)。元常務であるアスキーの多角化経営に不安視した社員の移籍に成功し、競馬雑誌を刊行するなど順調な滑り出しを見せた。


元々ゲーム雑誌を手掛けることが多かった小島の方針もあり1997年にはゲームソフトの開発・制作事業に乗り出す。しかし、『ダービースタリオン』の発売権の獲得は実現できずに終わり。引き続きアスキーから販売された。ゲームメーカーとしてはオリジナルロボットアクションゲーム『雷弩機兵ガイブレイブ』、多重人格者に焦点を当てた『マリア 君たちが生まれた理由』など様々な意欲作を生み出している。


その後は『週刊ファミ通』に対抗する形で『週刊TV Gamer』を創刊し、1998年には当時はあまり知られていなかったネットワークRPGに関する情報誌『月刊PlayOnline』を創刊した。また、デイリースポーツの協力を得て競馬新聞の創刊まで実行した。

しかし、これらの雑誌はいずれも市場に受け入れられず、短期で休刊に追い込まれ、経営不振に陥ってしまう。

末期はファミ通文庫に対抗する為自社レーベルでライトノベルを発売しようとしたが実現には至らず2000年10月に事業停止、程なくして倒産した。アクセラが存在したのは僅か4年であり、出版社としてもゲームメーカーとしても短命企業に終わったのである。


倒産から2年後にはアスキーがゲーム事業を撤退し、エンターブレインに譲渡されている。エンターブレインとはアスキーからゲーム部門を分離させて設立された所が共通点だが、こちらは現在もブランドとして残っている。アクセラ設立当時に敢えてアスキーに残留した浜村はそのエンターブレインの社長を務めていた。


主な雑誌

週刊TV Gamer

クリゲ

ENTa

PlayOnline

Pretty graphics

サルカッチョ


主なゲーム

雷弩機兵ガイブレイブ

スタースイープ(ゲームボーイアーケードゲームでも発売された)

マリア 君たちが生まれた理由

みどりのマキバオー 黒い稲妻 白い軌跡

幻獣旅団(ニンテンドウパワー専用ソフト)

コンビネーションプロサッカー

気まぐれマイベイビィ

ザ・ゲームメーカー 売れ売れ100万本げっとだぜ!(廉価版はサクセスが販売)

雷弩機兵ガイブレイブⅡ

タワードリーム2(アスキーからスーパーファミコンで発売されていた作品の続編)

マリア2 受胎告知の謎


関連タグ

アスキー 競馬雑誌 ゲーム雑誌 出版社 ゲームメーカー

ナムコ -『スタースイープ』のアーケード版を発売。

シュート! -一部のキャラクターが『コンビネーションプロサッカー』にゲスト出演した。

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