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響良牙の編集履歴2021/11/09 01:44:39 版
編集者:ポカ
編集内容:強い表現を修正

ここはどこだーーーっっっ!!!!!

声優山寺宏一

人物

一本気な性格の青年。乱馬とは犬猿の仲だがあくまで真っ向勝負を好む。

非常に単純で思い込みが激しいためよく乱馬にからかわれたり騙されている。

方向音痴キャラの元祖と目されている。本作におけるダイナミック迷子の常連。

その凄まじさは、「家の裏の空き地に行くのに数週間かかる」「家から出られない」「徒競走でスタート直後に逆方向に走り出す」あげくの果てに「池のまわりをたどっていけば間違いなく目的地にたどりつける、と、教えられたにもかかわらず、途中にあった小さな流れのほうに走っていった」など方向音痴どころか、まともに生活が送れないのではないかと危惧するレベル。

おまけに、このダイナミック迷子をネタにしたキャラソンも当然のごとく存在する。題して『いったいここは、何処なんだ!』。

両親もまた度を越した方向音痴で、買い物に出かけた母親が一週間前に作った昼食が干からびたままキッチンに取り残されているなど日常茶飯事で、良牙が「また道にまよったのか」とあきれるシーンがある。

バリバリの日本人だが服装は乱馬同様に中華風。乱馬を追って中国に行く前は普通の服を着ていたので、この服装は中国に渡った影響らしい。

ちなみに学生服まで中華風に改造している乱馬も、中国に行く前は普通だった。

本作の武闘家としては珍しい一般家庭育ち。シロクロという犬を飼っている。

乱馬に次ぐほどの戦闘力を持ち、主要キャラのなかで乱馬のライバルとされる九能帯刀ムース五寸釘光ら3人を瞬殺できるほどの強さを誇る。

特定の流派に属さない我流だが、コロン名も知れぬ土木作業者など他流派の武術家や修行者から技を教わることで乱馬と伯仲する実力を養っている。

また、「弱い者いじめは大嫌い」な主義であり、乱馬が八宝斎から下着泥棒を邪魔された逆恨みで受けた貧力虚脱灸によって弱体化した際はライバルたちのなかで唯一乱馬の味方についており、弱体化した乱馬に対して大粒の涙をこぼしていた(尚、シャンプーは諸事情から一時的に中国へ里帰り中だった)。しかし、特訓中の事故であかねの上着が燃えてしまった時は、乱馬があかねに狼藉を働いたと誤解し、本気で激怒し殺そうと襲いかかった(この時ばかりは乱馬に全く落ち度はないので、あかねが珍しく弁明にまわっていた)。

乱馬が風林館高校に入学する前に通っていた男子校の同級生。当時は乱馬に全く敵わず、購買のパン争奪戦で毎日敗北するくらいのレベルだった。その屈辱を晴らすため、良牙は乱馬に決闘を申し込んだが、方向音痴が祟り、決闘場所に辿り着いたのは、約束に日から4日後だった。乱馬は3日まで待っていたが、その後は中国に旅立っており、良牙もそれを追っていった。呪泉郷近くまで追っていったとき、とある女性に「黒豚溺泉」へと叩き落されてしまい、以後は水をかぶるとになってしまう体質となった。そうなった原因は、乱馬が中国に行ってしまったからだと考えた良牙は、以後、乱馬を付け狙うようになる。

当初は逆恨みめいていたが、実は良牙を泉に叩き落とした女性は「娘溺泉」に落ちた直後の乱馬であり、それが判明して以降は逆恨みとは言えなくなった。

なお、乱馬と再会した時、乱馬は良牙の名前がすぐに出てこなかった。しかし、上記のように毎日争っており、また乱馬は迷子になった良牙を何度か自宅に送り届けたことがあるらしく、飼い犬のシロクロも知っているなど、それなりに友人づきあいをしていたようだ。

恋愛

かなりの初心で乱馬と同じく鈍く優柔不断なところがある。またアプローチがやたら回りくどい。

当初は乱馬に倒され子豚の姿になった所をあかねにキスされ一目ぼれする。自身の初心具合からそれを告白できずに苦悩する日々を送っている。そのあかねからは「大事な友だち」と思われており、そもそも異性(恋愛対象)として認識されていない。あかねとのそんな関係に不満はあるものの、その一方で友人としては確かな位置にいる事からその関係を壊したくないとも考えており(Pちゃんとして可愛がってもらってることへの美味しい思いもある)、自業自得で抱えたジレンマに懊悩するというのが慣れてしまった日常のパターンとして組み込まれてしまっている。

のち互いの利害が一致した事から久遠寺右京と打算的なコンビを組むことが多くなった。破恋洞の生霊からは「早く別れろ」と言われて、あかねと乱馬以上に仲が良いカップルと判断されるなど、特別な進展はなかったが右京との相性は悪くない。また映画版などでもコンビとしての絡みがあった。

そのため連載中期までしか本作を見ていなかったファンや、アニメ版の印象が強いファンには、公式で恋人とされるあかりよりも、つきあいの長かった右京とのカップリングを連想する者も少なくない。

しかし右京は自分が経営する「お好み焼き屋・うっちゃん」の仕事で忙しくなっていった上で、のちには渡世の義理から自ら抱え込んでしまった小夏の面倒を見る事に忙殺されるようになってしまい、原作が終盤に近付くにつれ、徐々にからむ頻度が少なくなっていった。

また原作終盤に良牙相手にもガールフレンドとして雲竜あかりが登場する。しかし彼女はアニメ終了後となる原作最終盤の登場であるために出番に恵まれず、そもそもの登場回数が少ない。最終回でも回想で1コマのみで、結果的に読者が馴染む前に漫画が終わってしまった。

ちなみに、良牙本人はというとあかねへの想いを一切捨てておらず、かといってあかりへの好感度も捨てがたく、あかりと良牙の関係は最終回まで今一つ不明瞭のままであった。とはいえ自身のパスケースにあかねだけでなくあかりの写真も入れて大事にしている場面や、良牙自身があかりの事を「ガールフレンド」だと心中で独白するシーンもあり、良牙の心の中でのあかりの存在は、あかねに及ばぬまでも近い位置につけている事もまたうかがえる描写がある。

とはいえあかりの登場で良牙の優柔不断は極まり、こと恋愛方面においては双方にいい格好をしようともくろみ、最終的には二股っぽいことを考えてしまうなど宿敵と同レベルな発想をし、結果、この御都合な思考を乱馬に見咎められて騙されるというオチも。

原作の最終描写では乱馬とあかねが実質的に思いを告げ合ったことで良牙はあかねへの思いを吹っ切った節の終わり方をした。

特定の流派には属していないが、役に立つと思ったものはなんでも取り込んでおり、修行や戦闘の中で学んだ武術を組み合わせた我流殺法を編み出している。

持ち前の怪力と打たれ強さも相俟って、スピードと手数を活かした戦い方がメインの乱馬とは対照的に、一撃に重きを置いたパワーファイトが多い。

ちなみに、なぜか格闘新体操については知識があり、らんまに格闘新体操のルールを教えたのも良牙だった。

主な技

爆砕点穴

中国3000年の歴史を誇る女傑族マル秘奥義。

あらゆる物の爆砕のツボを見抜く技。爆砕のツボを押された物は木端微塵に弾け散る。

実は土木作業用の技で生物には効かないと明かされたため、以降は石つぶてや障害物の破壊目的で使われている。また良牙は技の修行中に幾度となく岩に打たれたことで異常な打たれ強さを身に着けている。乱馬が本気で攻撃を撃ち込んでも、一発や二発程度だと、まるで効かないことすらある。

獅子咆哮弾

気を利用した土木作業用技法。落ち込んで嫌な気分になり「気が重い」状態になることで、その「重い気」を気弾として放つ技。爆砕点穴と違い人間にも効く。

その完成系は、真上に特大の重い気を放って落とすことで周囲一帯を押し潰すというもの。この際技の中心にいる本人は放心状態になる(=「気が抜ける」)ことで気をすり抜けるが、一瞬でも気を取られると巻き添えをくうことになる。

初期の技

バンダナ手裏剣

額のバンダナをブーメランのように投げつける技。ナイフのような切れ味がある。

番傘

剣や槍のように薙ぎ払いや突きでの攻撃に使用する。あるいは開いて盾にする。腕力増強用のツールでもあるため、ものすごく重い。とはいえ、傘である以上、畳んだ状態では刃はついていないため剣や槍というよりも、むしろ杖術用の杖的な使用が多い。

ベルト

番傘同様、剣のように扱うが、ベルトに気を込めて鉄柱を断ち切るほどの威力がある。

長く束ねていたあかねの黒髪を両断したのも、宙を舞ったベルトの剣である。

握力

男子がひとりで持ち上げることもできないほど番傘やベルトは重くできており、それらを苦もなくあつかえる良牙の握力は人並み外れたものとされている。

余談

作者の高橋氏いわく、ギャグマンガの登場人物として面白い特徴づけが必要だが、乱馬のライバルとしてあまり男らしくないキャラにはしたくなかったため、方向音痴という欠点が考え出された。そこから大きなリュックを背負ったデザインなどが出来上がったという。

響良牙の編集履歴2021/11/09 01:44:39 版
編集者:ポカ
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