曖昧さ回避
概要
日本国外への旅行のこと。かつては高嶺の花であり、高度経済成長~バブル時代にかけて「カメラを持った日本人」が世界中にいて奇怪に思われていたという。この時代は海外情報が乏しく、特に西欧の理想化が顕著で、パリ症候群などという病気まで起きた。
その後バックパッカーブームもあったが、21世紀になるとインターネットで海外情報が一瞬で手に入るようになったこと、冷戦集結後の世界的な治安の悪化などもあって、徐々に衰退傾向に入りパスポート所有率も低下。若者世代からはかつてのような理想視はされなくなっている。また海外体験や外国人とのコネクション等をことさら自分語りする者が「海外出羽守」として嫌われる傾向も生まれている。