ダイバーシティ
だいばーしてぃ
概要
多様性を意味する英単語「Diversity」のカタカナ表記。
地球環境で言うと、動物・昆虫・魚・花・草木・人間といった多種多様な種の生物が共存している事をさす。
種はこの多様性に意義があるため、特定の生物の絶滅を防ぐための保護を行うなどし、地球上のダイバーシティを守っている。
近年日本でもさかんに叫ばれるようになった、人間の社会におけるダイバーシティとは、人種・国籍・性別・年齢・宗教・性的嗜好・生活様式・障害の有無といったグループの差異を意味する。海外のグローバル企業では1990年代には既にダイバーシティの担当役員が存在していた。
当初の大きな目的は人権問題だったが、現在は多様な消費者・株主・労働者の支援による経済成長を目的とした経営戦略となる。(ダイバーシティ・マネジメント)
日本では長らく「日本国籍で、大学を卒業した健康な中年以上の異性愛者の男性」があらゆる組織でリーダーシップをとるという状況が当り前と思われていた。平成後半頃からこのダイバーシティという概念が取り上げられるようになったが、「日本人に代わり優秀な外国人材を採用、社内公用語も英語化」「日本文化そのものが差別的であるため全面修正すべし」などといったようなイメージとして伝えられ、純ジャパの多くが戦々恐々とすることになった。
またオタクに関して言えば長らく「多様性」ではなくむしろ多様性を妨害する悪しき存在とされバッシングを受け続けたため、オタク擦り寄り文化人は本来多様性を尊重するリベラル派ではなく保守派の方に多く出てしまい、若年~中年層及び社会の保守化を招いている。