概要
「STUDIO☆FEMY」なる草の根パソコン通信が起源。1991年、「FEMY」の一部メンバーがASCII-NETに進出の際に結成。作品のほとんどは無料で遊ぶ事ができたが、制作者が作りたい作品を作り、ユーザーと楽しみを共有するというスタンスを採る。
代表作は「SuperDepth」、「Dynamo」、「NyaHaX'93」、「TURB」シリーズなど。
1998年に「ドワンゴジャパン」の経営を譲り受ける形で商業化、同時に社名を「バイオ百パーセント」に変更(同社は2003年に社名を「パーセント」に再度変更し、2012年に解散)。商業第1作として「Depth」のWindows移植版が開発されていたが、HDDの故障により開発をキャンセル。以降、表立った活動は休止する。
2008年8月10日(8=バ、1=イ、0=オの語呂合わせ)、突如として公式サイトが移転、復活。2009年2月には殆どの楽曲を網羅した4枚組CDを配布。音源は公式サイトからダウンロード可能。
また、「Depth」のFlash/Android移植や、「NyaHaX」のリメイク版をリリース。
名前の由来
「『オレンジ果汁100％』みたいな脈絡のないネーミングが素晴らしい」という発言や、fjやアスキーネットで高名であった「void_No.2」氏のハンドルネームのような「AA_BB」といったネーミングの格好良さ、そしてダサさを狙って付けられたという。
メンバーの活躍
活動休止後、ある者はドワンゴで開発部長に、またある者は同社でニコニコ動画のプロトタイプを開発したり、、またある者はたまごっちのキャラクターをデザインしたり、またある者はウェブマネーの決済システムの開発に携わるなど、多方面で活躍している。
主な作品
順不同。カッコ内はリリースした年。
Bio_100%
メンバーが「STUDIO☆FEMY」にて開発した作品も含む。
SuperDepth (1991)- 戦艦シューティング。詳細は個別記事を参照。
Finalty (1995)- グラディウスのような横スクロールシューティング。
WinDepth (1995) - 「Depth」の海ステージに焦点を当てたゲーム。
metys's Snow Wars (1992) - Bioメンバーが出演するゲームその1。雪合戦を題材としたアクションゲーム。
CaraX'92 (1992) - タイムアタック型縦スクロールシューティング。命中率に応じて持ち時間が増える。
CaraX'95 (1997) - 「CaraX」のリメイク。ボスステージが追加され、BGMも刷新された。
NyaHaX'93 (1993) - 「CaraX」と類似のシューティング。命中率システムは廃止され、ボーナスステージで時間稼ぎのアイテムを拾う。
NyaHaX 2010 (2010) - 「NyaHaX」のリメイク。中型機やボスラッシュ、おまけの弾幕モードが追加された。
蟹味噌 (1990) - 青球を赤玉にぶつけて潰すゲーム。紫球にぶつかると問答無用で破壊される。
蟹味噌64 (1996) - 「蟹味噌」Windowsに移植。
mogler (1991) - 2人プレイも可能なもぐら叩き。
FLIXX (1992) - 的当てゲーム。moglerに円盤を当てる。後にWindows及びAndroidに(半公式ではあるが)移植された。
POY (1992) - moglerを葉っぱに乗せるゲーム。
ろりろりろーりんぐ/ROLLING 95 (1991, 1995) - 画面が回転し、ゲートをくぐり抜けるドライブゲーム。
POLESTAR☆ (1995) - 疑似3Dのドライブゲーム。走りのリアルさを追求した。
MARKA PROJECT
姉妹ブランド「TURB PROJECT」の作品も、ここで述べる。
舞瑠華I (1989) - 3DダンジョンRPG。開発当時、まだBioは結成していなかった。
Dynamo (1992) - 二人プレイ可能なアクションRPG。カナキーをロックして起動すると裏モード(TURB PROJECT制作)で起動。
TURB (1992) - ターブ。猫が動き回るアクティブアドベンチャー。全3話+外伝。
戦国TURB (1992) - 無双系アクションRPG。詳細は個別記事を参照。
TWINS (1990, 1993) - 双子の姉妹が戦車で喧嘩するゲーム。
爆突TURB (1995) - 猫が大暴れする、9821専用シューティング。ドリームキャストに移植された。
MARKADIA (1993) - 縦スクロールシューティング。
Owl-Zoo (1994) - ゼビウスのような縦スクロールシューティング。地上を征服しようと戦争を仕掛けた魔物と人間の戦い。
ある勇者の憂鬱 (1991) - 魔王を倒した後の勇者を描いた、どこか切なげなノベルゲーム。
夕゛夕゛ (1991) - ダダ。「ある勇者の憂鬱」のパロディ。どこかコミカルなノベルゲーム(TURB PROJECT制作)。
ドワンゴとの関係
alty(アルティ)氏がかつてのドワンゴの副社長だったり、戀塚昭彦氏がニコ動を開発していたりと、ドワンゴとの関係は深い。
また、「バイオ百パーセント」社やalty氏がドワンゴの大株主だった時期がある。
