ウボォーギン
うぼぉーぎん
「何よりも強く ただ 強く」
概要
幻影旅団団員No.11。
ライオンを彷彿とさせる風貌の巨漢。豪放磊落な性格でタイマン好きの戦闘狂。危険な任務を好む旅団の特攻団員で、見た目通りのパワーファイターである。旅団一の肉体の強さに加え、拷問を受けても揺るがない不動の精神力を持つ。
力任せに戦う一方で、相手の能力を探ったり的確な攻撃手段を選ぶなど、しっかりと戦略は立てている。
金や所持品には頓着がなく、全て盗めば済むと考えている。時間には厳しい。
旅団結成時からのメンバーの一人でクルタ族虐殺にも関わりのある人物。ノブナガとは旅団ができる前からの仲であり、コンビでの相性は抜群。若い頃はアフロヘアだった。クロロからは「ウボォーさん」と呼ばれる場面もあり、団長より年上だったのかもしれない。
フランクリン曰く、守るものがあると力を発揮するタイプで、能力も含めてゴンとは共通点が多い。クラピカに拘束された時も決して仲間の情報を渡さずに命を落とした。
ウボォーギンの死は「クラピカと幻影旅団による抗争の本格的な開始」を告げた重要な出来事と言える。
また、後から考えるとこれ以降旅団は常に欠員が出ている状態となり(No.11は後に補充されたがそれまでの期間に今度はNo.9が死亡)、更にはヒソカの暗躍により団員数の減少に歯止めがかからない状態のため、「旅団を崩壊へと導く一連の事件のきっかけはウボォーギンの死」と言うこともできるだろう。
「てめェら倒すのに 首から上が動けば十分だ」
強化系能力者
幻影旅団一頑強な肉体の持ち主で、腕相撲も旅団内で一番強い。拳銃やライフルの弾を皮膚で弾き、戦車を破壊できるバズーカ砲すら片手で防ぐ(さすがにかなり痛がった)。
これと言った制約無しの念能力だが、念無しでもずば抜けた身体能力が更に強化されるため、単純な行動もウボォーの身体能力にかかれば必殺の威力と化し、人を紙クズのように引きちぎったり、遠距離の敵も投石で粉砕してしまう。手練れの念能力者である陰獣との戦いで首から下が動かなくなった際も「噛み付き」や「咆哮」などの攻撃で敵を圧倒した。
団長は具現化系・操作系とは相性が悪いと見ており、一時期捕まっていた際にヴェーゼが生存していれば、情報を引き出してそのまま殺されていた可能性も有る。
超破壊拳(ビッグバンインパクト)
硬で固めた右手の拳で打ち抜くストレートパンチ。シンプルだが小型ミサイルほどの威力を誇り、地面に向けて放てば局地的な地震を起こし巨大なクレーターができる。早い話がタメなしのジャン拳グー。
ウボォー本人の最終目標はこの技で核ミサイルレベルの破壊力を出すこと。
比較的初期に登場した念能力者だが、破壊力と言う点ではずば抜けており、戦闘における強化系の強さをコレでもかと体現している。
余談
クラピカに敗北し、作中において旅団最初の死亡者となったが、これは決してクラピカが実力的に勝っていたわけではなく、制約と誓約によって念能力を対旅団専用にした事による相性によるものである。