「あ──あ壊れちゃった 次の人間(マシン)探さなきゃ」
概要
幻影旅団団員No.6。ハンターライセンスを所持するプロハンターでもある。
旅団では主に情報処理と分析を担当している。
プロフィール
名前 | シャルナーク=リュウセイ |
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愛称 | シャル |
年齢 | 不明 |
身長 | 180cm |
体重 | 72kg |
血液型 | O型 |
出身地 | 流星街 |
念能力 | 携帯する他人の運命(ブラックボイス) |
系統 | 操作系 |
団員No. | 6 |
刺青の位置 | 不明 |
加入時期 | 初期メンバー |
腕力 | 旅団腕相撲ランキング13人中10位 |
CV | 高戸靖広(1999年フジテレビ版)、日高のり子(2011年日本テレビ版) |
性格
基本的に気さく且つ温和な性格で爽やかな雰囲気の好青年。知識が豊富で頭が切れる知性派。付き合いの長いメンバーからは、「シャル」の愛称で呼ばれる。
会話も初期は敬語を使い一人称も「僕」を使う事が多いが、これは一種の演技である可能性もあり、感情が高ぶると言葉遣いはやや乱暴となって一人称も「俺」になる点から、こちらの方が素である可能性も高い。
一見すると優しそうな雰囲気をしているが、「好きでもないヤツの言いなりになるなら死んだ方がマシ」と称しながら、自らの念能力で他者の尊厳を平然と踏み躙る様な行いをしても全く後ろめたさを見せようとしないダブルスタンダードぶりや、ウボォーギンの明らかに度が過ぎる蛮行や屁理屈を見聞きしても「ご立派、盗賊の鑑!」と持て囃す等、旅団に通じる冷酷さや自己中心ぶりを見せている。
また、自らの能力である「自動操作モード」での戦い方を「達成感が無い」とボヤいている点からも、好戦的で命懸けの戦いをゲーム感覚で行おうとする面を覗かせる事もある。
旅団内では参謀的な存在で、団長のクロロ=ルシルフルが不在の時は彼に代わって指示を出す事もある等、統率力も高い。時としてクロロ以上の洞察力を見せる事もあり、グリードアイランドに隠された島の秘密(仮想空間と思われていたのが実在する島であった事)に気付いた人物の一人でもある。
参謀格だけあって、クロロと同様に合理的な考えが多いものの、彼に比べると旅団のメンバーの感情をある程度は尊重したり、諍いを諌めて互いの意見を言える機会を設けさせようとする等、柔軟さや慎重さを見せる事も多い(逆にクロロの場合は、合理的的過ぎる判断によって時として仲間達の感情を無視してしまう事が少なからずあり、不満や反感を買ってしまう事がある。)
自分自身では、旅団内において「代えの利く存在」と見ているのだが、念能力以外に身に着けた数々の能力からも、実際は「容易に代えの利かない存在」であったと言える。
事実、クロロが鎖野郎(クラピカ)に捕らわれて旅団内で「掟に従いクロロを見捨てる」か「掟を無視してクロロを助ける」かで仲違いが起きた際も、旅団存続を優先して前者を選びつつも中立に近い立ち位置を示して双方の言い分を聞きつつ宥めており、シャルナークの存在が無ければ旅団はそこで瓦解した可能性もある。
なお、幻影旅団の過去回想篇における容姿は、現在の大人しめな外見とは正反対で、かなりやんちゃな風貌をしていた。
念能力
「早い者勝ち」
操作系複合型能力者
携帯する他人の運命(ブラックボイス)
オリジナルの携帯電話で他人を操ることが出来る。
付属のアンテナを他人の身体に刺す事が発動条件。刺された瞬間相手は無力化する。
アンテナが抜けるか操る相手が死なない限り能力は解除されない。
ケータイにセリフを入力することで、意のままに喋らせることもできる。オート操作も可能。
アンテナは2本ある。
自動操作モード
付属のアンテナを自分の体に刺すことで、携帯電話に自分自身を操らせて戦う能力。
オーラの量が跳ね上がり、身体能力が格段に増す。発動中は目が虚になり、髪が逆立って尖る。
アンテナが抜けるかケータイが認識した敵を始末するまで解除されない。
自動操作中はシャルナークの意識はなく、戦いの記憶も残らない。また、解除後2・3日は筋肉痛でまともに動けなくなる。
強力な能力だが、反動がきつい上、達成感もなくモチベーションが上がらないという理由でシャルナークはよほどの危機に陥らない限りこの能力を使いたがらない。
余談だが、連載期間中にリアルで携帯電話が急速に進化したため、彼の携帯はかなり時代遅れな型のものになってしまった。最新話時点では別途スマホを所有しているようである。
関連イラスト
1999年フジテレビ版
2011年日本テレビ版
関連タグ
クロロ=ルシルフル ノブナガ=ハザマ フェイタン=ポートオ マチ=コマチネ
フィンクス=マグカブ フランクリン=ボルドー シズク=ムラサキ パクノダ
シャルナーク(表記揺れ)…タグとしてはこちらが一般的。
ネギ・スプリングフィールド:『魔法先生ネギま!』の主人公。初期設定画(1巻収録)には「印象のイメージ」として彼の名前が挙げられている。他にも「考える時のデフォルメはゴン式に」とH×Hをイメージモチーフとした記述が散見される(実際、連載時にはそのような演出はほぼ見られなかったが)。
以下ネタバレ
天空闘技場で行われたクロロ=ルシルフルとヒソカ=モロウの直接対決において、念能力をクロロに貸し与えていた。
試合はクロロの勝利に終わったが、死後に強まる念を使い蘇生したヒソカによって、クロロとのサシの勝負に水を差されたことへの報復として、コルトピと共に不意打ち気味に襲撃され死亡。遺体は公園のブランコにオブジェの様に飾られ、足元にはコルトピの生首が放置されていた。
幻影旅団のメンバーの中でも人気の高いキャラであっただけに、モブキャラ並にあっけない形でその生涯を終える事になってしまった事に異を唱えるファンも多いが、HUNTER×HUNTERの作風上、そういう展開は珍しくない。
なお、シャルナークとコルトピの死後、クロロ率いる旅団一行はブラックホエール号で潜入していると思われるヒソカを探し本格的に始末しようとしているが、彼の存命時と違い、行き当りばったりでかなり短絡的なやり方が目立つ事になり、正確性に欠けた不透明な情報を当てにせざるを得ない等、非常に困難な状況に陥っている。
結果論だが、シャルナークは自身や周囲が思っていた以上に幻影旅団の参謀として機能していた存在であり、彼の死は旅団の組織体制に深刻なダメージを与えることになった。その意味では、彼を真っ先に殺害したヒソカの戦略は大当たりだったと言える。