概要
地上251階、高さ991m、世界第4位の高さを誇るタワー状の建物。
1日平均4000人の腕自慢が世界中から集まる格闘技場で、通称「野蛮人の聖地」。観客動員数は年間10億を超える。
その規模の大きさから、多くのスタッフ(実況、受付、案内など)を雇っている。スタッフは帽子とシャツにそれぞれ太陽のマークがあるのが特徴。ほとんどのスタッフは念の概念を知らないようで、それは念能力者同士の戦いが多くなる200階以降のスタッフも例外ではない様子。しかし、旧アニメ版では天空闘技場のエレベーターガールが念能力を使用する描写がある。
ゴンがキルアを奪還した後、彼と修行と金稼ぎを目的に訪れた場所。ここで二人はウイング・ズシと出会い、念能力を取得することになる。
システム
勝てばファイトマネーを貰い、上の階に進む事が出来る。
対戦は全て1対1の形式で行われており※、全員が1階からスタート、一階での初戦の勝敗やその内容によって次の階層が決まり、極短時間の決着であったり、文字通り赤子の手を捻るような内容であれば最大で50階までショートカット出来る。
ファイトマネーは入階チケットと引き換えにエレベーターのすぐ近くにある窓口で交換してもらえる。当然、上に行くほどファイトマネーも高くなる。
試合形式は基本的にノックダウンor10点獲得によるTKOで勝敗がつく。
そのためKO出来なくても、ダウン1点、クリーンヒット1点(頭や胴、腹などのバイタルゾーンへの受け身の取れない直撃)、クリティカル2点(痛打)でポイントが付き、10ポイント溜めればTKOになる。
下層ではあまり見られないが、上層などにおいて両者の実力如何によって命の危険がある場合、本来ならダウンと言えない一瞬の転倒へのダウンや、受け身自体は取れている攻撃に対するクリーンヒット等、積極的にポイントを加算し試合をさっさと終わらせる形で両者のダメージを減らす措置が取られる事もある。
なお選手にファイトマネーを支払ってばかりではスタッフの維持なども考えるとすぐ財政難になりそうだが、200階以上のクラスになるとファイトマネーは無くなる様子であることに加え、決戦に際しては観客によるギャンブルが行われている描写がある。ギャンブルは勝敗だけでなく両者の獲得ポイントなどまで予想するものらしく、ここで外れた掛け金や観戦料が闘技場側に入るようになっているのだろう。
※旧アニメ版ではアモリ三兄弟はゴンと対戦する際に3人で挑んでいた。
1〜200階
10階単位でクラス分けされており、勝てば上の階へと上がり、逆に負ければ下がるシステム。抽選で対戦相手が決まる。試合の勝ち方及び実力によって上がり方もインフレするため、ゴン達は1勝で50階まで進むことができた。
内部には宿舎があり(旧アニメではキルアが「枕投げをしている」と言っていた)100階をクリアすると専用の個室が用意してもらえる。
ファイトマネーは1階では勝敗に関わらず152ジェニー(缶ジュース1本分)、50階で約5万、100階で約100万、150階を超えると1000万を超す。
200階クラス〜
あらゆる武器の使用が認められる。またファイトマネーは無く、名誉のみでの闘いとなる。
ここより先は念能力者であることが実質的な前提になっており、念能力を覚えていない者が挑めばその多くは死に、運が良くても体を欠損するなどの重傷を負うほどまでに熾烈。
一方、念能力の性質上オーラによる攻撃を受けることで負傷と引き換えに念に目覚める者もいるため、それを皮肉って「200階の洗礼」と呼ぶ。
申告制戦闘であり、90日の戦闘準備期間の内、闘いたい日に戦闘を行う。一度闘えばまた90日間が与えられる。ただし、期間内に戦闘が行われない場合、即失格となり登録が抹消される。登録が二度抹消されると永久追放となり、二度と闘技場に挑むことはできない。
このクラスをクリアするには10勝が必要。10勝する前に4敗すると失格となり、同じく登録抹消される?
10勝するとフロアマスターに挑戦することができる。
フロアマスター
21名の最高位闘士のこと。
230階から250階までの20階層と最上階251階の各フロアをそれぞれたった一人の闘士が占有しており
フロアマスターに挑戦して勝てばその階のフロアマスターになれる。
フロアマスターになると2年に1度最上階で行われる"バトルオリンピア"に出場することが出来、優勝すると最上階が家となる。
更にフロアマスターになると独自流派の看板を掲げる事が許され、それを貸すだけで一生遊んで暮らせると述べている200階闘士も居るが、フロアマスターの一人が彼であることを考えると、他の連中の実力もある程度想像でき、その程度の展望や、雑魚狩りでの10勝を狙う性根ではここに至るのはまず不可能であろう。