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概要編集

CV:小和田貢平(旧) / 奈良徹 (新)


天空闘技場200階クラスの闘士。両足がなく鉄柱義足をつけて歩行する。顔はフードとマスクで覆い素顔は見えない。同じ200階闘士のサダソリールベルトと常に行動を共にする。二人と同様、200階における洗礼を受けた者である。初登場時点での戦績は4勝1敗。


勝ち星を上げる為、200階に上がりたてのゴンキルアに目を付け試合希望日を合わせようとした。その結果「いつでもOK」と提出したゴンとの試合が決定し、念に目覚めたばかりのゴンを自身の念能力で圧倒。全治四ヶ月の重傷に追い込んだ(ゴンは一ヶ月で完治させてしまったが)。


その後、ゴンが回復し試合に臨めるようになったタイミングでサダソらと共にズシを人質に取り、ゴンに再戦日を入れるよう脅迫。思惑通り再戦に引き込んだものの、今度は”練”を覚えたゴンに自身の攻撃が通用しなくなり、更に釣り竿による奇策で防御の術さえ破られる。無防備になったギドはゴンに鉄柱義足を拳で折られ戦闘不能、敗北する。後にはキルアとの試合も控えていたものの、義足の修理が間に合わずこちらも不戦敗となった。


結果として戦績は5勝3敗。闘技場を去ったサダソや4敗を喫したリールベルトとは違ってまだ200階クラスの参加資格はあったものの、その後の再登場は無かった。


旧アニメ版では両脚は健在で、義足は台座に変更されている。


念能力編集

強化系能力者


・舞踏独楽

独楽に念を込めて回転力と打撃力を高め、相手にぶつける能力。「戦闘円舞曲(戦いのワルツ)」と「散弾独楽哀歌(ショットガンブルース)の二つのスタイルがある。

「戦闘円舞曲」は独楽は特に意志を持たず、盤上を無作為に移動してぶつかったものを激しく弾き飛ばす。小さくともその威力は(”纏”しか使えない時点のゴンには)「ハンマーでぶん殴られたかのよう」だと言わしめた。

「散弾独楽哀歌」はこれに操作系の能力を加え、相手を追尾する機能も持ち合わせているが、ウイング曰く「精度はイマイチ」との事。


・竜巻独楽

鉄柱義足をに自ら高速回転し、接近してきた敵を大きく弾き飛ばす攻防一体の技。一度回り始めたギドを止めるのは至難であり舞踏独楽と併せてチマチマとポイントを稼ぐという堅実な(セコいともいう)戦法を好む


しかしながらゴンには持ち込んだ釣り竿で石板ごと持ち上げられて回転を止められてしまった。



矛盾?編集

ギドの能力はウイングの考察によれば強化系の念との事だが、後々に登場する念能力に対する捉え方を考慮すると体からオーラを離して使うのは放出系の分野であるように思える。

(もしかしたらギド本来の系統は放出系なのかもしれない)

また「体ではなく物に念を纏わせる」というのは”纏”の応用技の”周”に該当するが、「応用技は基本技とは桁違いにオーラとスタミナを消耗する」という事が後に語られている。実際にゴンとキルアが「グリードアイランド編」で初めて”周”を使った時はあっという間に疲れてしまった描写もあり、「キメラアント編」序盤の時点ではキルアでも基本技の”練”を維持出来るのは「調子のいい時で55分」程度でしかなかった。しかしギドは50個の独楽に念を込めて体から離した状態で1時間以上回らせるという芸当をしてみせている。その上で(”絶”状態になったとはいえ)ゴンを病院送りにするほどの威力を保たせている。総じて明らかに当時のゴンよりオーラ量が極めて多く、ゴンが”練”を覚えたくらいで勝つにはやや無理があるとも言える展開となっている。これは恐らく「念」の設定がまだ深く練られていなかったが故の齟齬と考えられる。


或いはウイングの見立て通り強化系であり、その上で独楽に対する並々ならぬ(常軌を逸したとすら言える)思い入れがあったことで適性にブーストが掛かり、「独楽を回す」「独楽に念を纏わせる」ことに対してのみ強化系並みの持続力を発揮できるようになっていた可能性はあり(念は適性の次くらいには思い入れなどの比重が大きく、場合によっては適性を凌駕する事がある、カストロの分身(ダブル)はその最たる例で、いくら才能があっても本来彼に習得できる能力ではない。)、これならば上記の矛盾は多少緩和できる。



関連項目編集

HUNTER×HUNTER 念能力

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