プロフィール
概要
『テイルズオブアライズ』のキャラクター。
メナンシアの領将テュオハリムに仕えている、ダナ人の女性兵士。
ダナ人だけで構成されたメナンシア近衛兵団の中でも屈指の身体能力を誇り、レナ人の兵達からも一目置かれている。支給されている装備もレナ製のもの。
子どもの頃は先代領将の圧政によって奴隷として酷使されてきたが、領将がテュオハリムになってからは奴隷から解放され人としての自由を得た為、テュオハリムに絶対的な忠誠を誓っていた。
ダナとレナは共存できると信じていたが、アルフェンたちが訪れある事件をきっかけに、盲目的に信じるのではなく自分の手で理想を現実にしなくてはいけないのだと悟り、一行に加わった。
彼女の「私達はつい個人の罪を全体に、全体の罪を個人に負わせてしまう」という一連のセリフはダナとレナの共存を考える上で本質を突いたものとなっている。
人物像
性格
非常に生真面目な性格だが、大人の女性らしく仲間たちの輪をうまくまとめる気配り上手な女性。
家庭的な一面もあり、料理上手で仲間たちの衣服の修繕や洗濯も進んでやる。浪費には厳しく、よく節約術を考えている。ただテュオハリムが勝手に資金を浪費してしまった時に、「野宿や食材を草だけに~」と言ってアルフェンを引かせ、シオンは倹約のやり過ぎについて苦言を呈している。
シオンに料理を教えているのもキサラであり、その結果シオンが食事を考える際素材でなく料理の名前が出てくる様になった。
奴隷時代にレナ兵に隠れてよく魚を釣っていた反動で、現在は大の釣り好きとなり、釣りのことになると周りが圧倒されるくらい豹変する。またミキゥダという兄がおり、両親を亡くし兄に育ててもらった事からかなりのブラコン。事あるごとに兄の事を話題にするためブラコンなのは一目瞭然だが、これでも自重している方であり、本当に自重しなくなると周囲(及びプレイヤー)がドン引きするレベルになる。
元主のテュオハリムの事は、様々な経緯で等身大の人間としての面も理解した事で仲間として接しており、ある意味大きい子どものようにも思っている。
容姿
背中が開いた(背中で紐が結ばれている)タイプの、全身を覆う黒いインナーの上に、金の装飾が施された白い鎧を纏っている。胸元には獅子を象った装飾。髪はオレンジがかったブロンドのロングヘア。
装備一式はレナ製の武具で、星霊力があらかじめチャージされているため、レナ人が使う転送技術を星霊術の適性に関係なく使える。
バトルスタイル
左腕の大盾と右手に持つメイスで戦う、本作唯一ガードが可能な守備型のキャラクター。
外伝作品出演
2022年1月のお正月イベントでテュオハリムと共に加入。
これを以て、TOARISEのパーティキャラが全員揃う。
余談
池澤氏は2の特殊エンディングの声優コメントで「人の言葉を喋りたい」と書いており、キサラの声優公開時にはTwitterで「ついに人になれました!」とツイートした。
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ネタバレ
以下に物語のネタバレあり
幼い頃に両親を亡くし奴隷時代は兄のミキゥダに育てられてきた為、キサラは兄の事をとても敬愛していた。その兄がテュオハリムを暗殺しようとした為、敬愛していた反動で兄への怒りをずっと抱いていた。
しかしミキゥダが愛猫ザァレを使ってアルフェンたちに接触した事に気付き、後を追ってミキゥダと再会した事で、テュオハリムの知らないところで一部のレナ人が食べ物に「ヘルガイの果実」を混入してダナ人を徐々に虚水に変え星霊力を奪い取っていた事を知り、それを知った為に暗殺未遂の冤罪を着せられたという事実を知る。すぐには信じなかったものの、手が虚水となり長くはなかったミキゥダは妹とテュオハリムたちの前で「ヘルガイの果実」を食べてそれを証明し、テュオハリムにどうか共存の理想を十年程で終わらせないで欲しいと訴えながら虚水となって溶けてしまった。
最愛の兄と最後までちゃんと和解できないまま死に別れてしまった事にキサラは泣き叫び、その声でトラウマを刺激されてしまったテュオハリムは暴走。正気に戻った後、ダナ人を奴隷から解放した理由が「悲鳴が聞きたくなかっただけ」と吐露し、兄の最期の言葉を否定したテュオハリムをキサラは拒絶した。更にテュオハリムに所業がバレてしまったテュオハリムの副官ケルザレク一派がクーデターを起こし、キサラは自分が今まで信じていたメナンシアの理想がまやかしであったのだと絶望してしまった。
しかし共存派のレナ人がダナ人と共に街を守ろうとしている事を聞いたアルフェンによって、信じていたものが全部が嘘ではなかったと説得されクーデターを起こしたレナ人たちと戦う。その後責任を果たそうと「ヘルガイの果実」の生成工場を突き止め破壊したテュオハリムがケルザレク一派を追放した後、理想を本物にする為にテュオハリムと共にアルフェンたちの旅に同行する事を決意した。
それ以来、テュオハリムの事は主として仕えることはやめ、仲間として接するようになった。テュオハリムはキサラに対してミキゥダの事で負い目を抱いており、キサラの事を面と向かって名前で呼ぶ事をしなくなった。キサラもテュオハリムの自虐的な一面を感じ取り、心配している。