CV:関智一
概要
さくらより7歳上の兄(初登場時で16歳)。よく妹のさくらをからかっているぶっきらぼうな青少年。
私立星條高校2年生。
家事、学業、スポーツ全般をこなし、作中では多くのアルバイトもしている。
強力な魔力の持ち主でもあり、霊のような「普通」でないものを見ることもできる。
撫子の姿を見たり母の話をすると、穏やかになる。ケルベロスに認められ、月とエリオルには「(魔力補充の)適任者」と言われるほどの強力な魔力を持つ。ただし、ケルベロスによるとさくらの力と桃矢の力は異なる種類のものらしい。
その為、ケルベロスの存在や秋月奈久留・鏡の正体も看破、更にはさくらがカードキャプターであることにも気付いているが、邪魔にならないようクロウカードによる事象には手を出さないようにしていた。(後にこの事は下記する雪兎/ユエ消失騒動を経てさくら自身も知る)
さくらの事は意地悪(怪獣呼ばわりしたり、おやつやおかずを横取りしたり等)をしつつも内心ではとても心配している。
親友である雪兎の事も大事に思っており、雪兎の正体にも最初から気付いていた。一時彼が消失の危機に陥った時は「さくらと自分(=雪兎)の身を守れ」という約束と共に、月に魔力を全て渡した。
小狼を嫌いな節があるが、これは自身の力で薄々小狼が自分から大切なもの(妹)を掻っ攫うと察しているから。
『クリアカード編』では大学生になり、学業の傍ら学費を稼ぐために相も変わらずアルバイトに勤しんでいる。
実はユエに明け渡したはずの魔力が少しずつ戻ってきており、さらには別の力も備わっている様子。しかしさくらにはその事を黙っており、本人曰く「時が来たら」全てを話すつもりだという。
何度、この人に兄になってほしいと思ったことか。
アニメ版52話では『壁ドン』の先駆けともいえるシチュエーションをやってくれた。
この上、相手が相手だけあってかなりのインパクトを与えてくれた。
なお同じCLAMP作品の『ツバサ』にも「桃矢」というキャラが登場する。
同作者作品『こばと。』にもカメオ出演している。