概要
呪霊の最上位の等級。高専が登録しているもので16体存在するとされるが、真人のように未登録の特級呪霊も存在する。
1級呪術師でも単身でも祓うのは難しく、特級呪術師として初めて対等に闘って祓えるとされるほどの呪力・戦闘力を持ち、個体によっては人間と変わらぬ知性を持つ。
さらには呪術の極致である領域展開を使う呪霊も存在する。
ただし、特級以上の階級は存在しないため、同じ特級呪霊同士であっても力に大きな差が見られる。
作中に登場した特級呪霊
特級呪物。1000年以上前に実在した人間で死後もなお20本の指が屍蝋の呪物となり、各地に散らばっている。自身の指を取り込んだ虎杖の体に受肉し不完全ながらも復活を遂げる。
人が大地を畏怖する感情から生まれた特級呪霊。
単眼で頭部が火山のようになっており、歯はお歯黒のように黒い。精神が昂った際には頭部から蒸気が吹き出す。 炎や溶岩を使用した術式を使う。
人が人を恐れ憎む負の感情から生まれた特級呪霊。
皮膚が継ぎ接ぎだらけの青年の姿で、身体を黒いローブで覆っている。
人が森を畏怖する感情から生まれた特級呪霊。
歯がむき出しで、両眼から木をはやしたドクロの様な特徴的な顔をしており、独自の確立した言語を使う。
「地球は人間のいない“時間”を欲している」という主張のもと、空・海・大地を守るために地球上から人類を絶滅させることを目指している。
作者曰く、「呪いの中でいちばんやさしい」
人が海を畏怖する感情から生まれた特級呪霊。
フードを被ったタコのような姿をしており、芋虫のような足を引きずって動く。言葉が喋れないのか「ぶふぅー」と鳴く。
彼の持つ領域は南国のビーチリゾートのような暖かで穏やかな領域であり、呪霊達のミーティング場所として活用されていた。
呪術廻戦0巻に登場した特級過呪怨霊。
生前は乙骨憂太の幼なじみで将来の結婚を約束したが、交通事故で憂太の目の前で死亡。憂太に取り憑く呪霊となった。
呪いとしての力は圧倒的であり、「呪いの女王」と称される程。
呪術廻戦0巻にて夏油が使役した特級仮想怨霊。極ノ番と共に憂太を迎え撃とうとしたものの、最終的には呪力制限を消し去った里香に敗れる。
- 疱瘡婆(疱瘡神)
呪術廻戦12巻の渋谷事変編で偽夏油が使役した特級特定疾病呪霊。
異形の姿と独自の言語が特徴的であり、相手を棺に閉じこめて埋葬する術式を持っている。
領域展開を会得している。
名称不明の特級呪霊
- 宿儺の指を食べた少年院の呪霊(仮称)
宿儺の指二十本のうちの一本を食べた呪霊。
それにより、特級クラスの力を手に入れた(術式が付与されていなく、不完全だが、領域を展開できるほど)。
しかし、はっきりとした知能はなく、宿儺からすれば虫けらも同然として、一方的に殺された。 ファンからの愛称は「虫」。
- 宿儺の指を食べた八十八橋の呪霊(仮称)
こちらも宿儺の指を食べた呪霊で、少年院の呪霊と姿が酷似しているが、少年院の呪霊を遥かに凌ぐ強さを秘めている。
しかし、窮地に追い込まれた伏黒が会得した領域展開「嵌合暗翳庭」により敗北。