概要
初期から登場するキャラクターの一人。あきらかに人間ではないエイリアンという風貌から、F-ZEROの世界観を強調するキャラクターでもある。デザインは『X』以降から亀に近い外見で統一されている。
人物像
年齢は初代『F-ZERO』では34歳。それ以降の作品では123歳(X)→124歳(GX)を自称。強風が絶え間なく吹き荒れる惑星、デス・ウインド出身。
元ポリポト軍の軍人で、退役の際にそれまでの戦歴が評価されたことでF-ZEROマシン「ワイルドグース」を譲り受けた。現在は軍基地の近くに小さな店を出して働いているが、彼の裏の顔は有能なヒットマンではないか、との噂が囁かれていた(『GX』では大っぴらにヒットマンと名乗るようになっている)。性格は攻撃的だが、それを抑える冷静さも持つ。レースにおいては過激さが現れており、4年前の大事故は彼の仕業ではないかと疑われている。
インタビューの際には趣味にナイフのコレクション、血の滴るレアなステーキが好物と判明しており、これだけでも危ない香りを漂わせていることがわかるが上記の危険極まりない性格も合わせてインタビュアーからは他の悪党同様に恐れられている。
『GX』のムービーでは元軍人らしく、ハンドガン、ライフルなど様々な銃火器による見事な射撃を披露している。
このとき、一般人・悪党の的で撃ち分けを行っている。
その冷徹さは、一般人のターゲットの裏面に描かれた悪党(この時はブラックシャドー)のターゲットを見抜いて撃ち抜くほどである。
この一瞬の描写から、単なるならず者というよりもダークヒーロー的な側面も読み取れるとする意見もある。
アニメ『ファルコン伝説』
CV:望月健一
趣味でレースに参加することもあるが、どちらかと言えばダークミリオンに雇われたヒットマンとしての活躍が多い。自慢の狙撃でレース中のマシンに起爆装置を撃ち込んだり、弾丸に化けたブラッド・ファルコンを潜入させた。
主役回ではジョン・タナカ暗殺の依頼を受けることになる。
『CLIMAX』のプロフィールによれば5月18日生まれ。血液型はO+。
小説『・・・そしてスピードの神へ』
伝説のパイロットの一人で、「は虫人類民族」とも呼ばれている。デス・ウインド内陸の砂丘に旧時代に建てられた城をそのまま移築している。城は要塞とも言える造りで、作中ではセキカワの復讐によって気絶していたスワンとタイメを救出し、ビッグコスモスの魔の手から匿った。
その後はスチュアート、ゴローと3人で新たなF-ZEROマシンを造りあげることとなる。
攻撃的な性格は原作と比較して鳴りを潜めている。
機体
重量級だが、トップスピードが遅くコーナリングも悪く、かなり使いづらい。
特にGXにおいては、彼の機体を使うのはある種の苦行の一つであるとされる。
こと頑丈さにおいてはそれなりにあるため、他の機体のアタックを凌げるという点は信頼できる。
なお、加速力も悪いため自分からぶつかっていくとスピードを挽回できないためかなり不利。
登場作品
F-ZERO
F-ZERO X
F-ZERO GX(F-ZERO AX)
F-ZERO ファルコン伝説(アニメ版、GBA版)
F-ZERO CLIMAX
その他情報
外部出演
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』のアドベンチャーモード「灯火の星」において彼を解放すると、ワイルドグースをマップ上で操作することが可能になる。
スピリットとしてはクッパに憑依しており、ピコらしく強化されたレイガンを持ち込んでいる。