概要
年齢:31(F-ZERO)、41(X)→42(GX)
初代『F-ZERO』から登場するキャラクター。
ミュートシティ出身でフルネームはロバート・スチュワート。一人称は「私」。
カリスマ的存在の外科医として活躍していたが、技術者だった父ケビン・スチュワートの死を契機に「F-ZERO」のレーサーとしての道に進む。
父の形見の「ゴールデンフォックス」と共にすでに10年以上活躍している常連となっており、現在でもトップクラスの選手として活躍している。多くの経験と研ぎ澄まされた技術から生まれるいぶし銀のテクニックは、通好みのパイロットとして人気を集めている。『99』でスターライバルとして登場する時のグレードは「A」。
また、『F-ZERO X』の3年前(『GX』からは4年前)に起きた大事故では敏腕な緊急医として大勢の負傷者の治療にあたり、彼のおかげで奇跡的にも死者は出なかったと言われている。
その経歴からは真面目でひたむきな研究者としてのイメージを与える(実際その点では間違っていない)が、インタビューでは「私のサインは高価な額縁に入れておいてくれ」「私の走りはもはや芸術の域だ」などとコメントしており、『GX』で見られる下記の専用EDでもすっかり自分の世界に浸っている辺りナルシストの気も感じ取れる。他にも総合3位の状態で表彰式へ上がった際には周囲に投げキッスをしており、スタンプのイラストでは顎に手を当てて何かに浸っている様な表情を見せている。
首の赤いマフラーは、友情の証として友人たちと一緒に購入したもの。
優勝した後に欲しいのは名誉のみで、優勝賞金は受け取らずに全額返却している。
父親はどんな人だったのかをMr.ZEROに質問された際は、「信念を決して曲げない人だった…私など足元にも及ばないだろう」と語っている。
また、キャラクターデザインは作品によって普通に目を開いているか常時糸目になっているかのどちらかに別れており、顔付き以外では髪型やレース時に装着するヘルメットのデザインが異なっていたりする。
アニメ『F-ZERO ファルコン伝説』
CV:飛田展男
2月14日生まれで、血液型はAB型。原作通り元医者ではあるが、こちらでは元宇宙連邦のお抱え医師で、その技術を銀河警察に見込まれて高機動小隊に所属している。
医術は外科の他に遺伝子工学、ロボット工学にも精通しており、コールドスリープされたリュウ・スザクを予定よりも早く蘇生させたり、友人でもあり同僚のロイをサイボーグマイティ・ガゼルとして復活させたりしている。
性格は穏やかながら何事にも動じず冷静沈着で、どちらかと言えば無口。的確な判断力を持ち、神経に隙がない。高機動小隊のまとめ役としてリュウやジョディを宥めたり、よき相談役となっている。
こちらがドクター・スチュワートと呼ばれることが多いからか、ドクター・クラッシュの方は単純にクラッシュと呼ばれることが多い。
実はキャプテン・ファルコンから「ファルコン伝説」の詳細を聞かされており、ドラゴンバードの設計図やリアクターマイトを預かり、キャプテン・ファルコンの正体も知っていたが、話すべき時が来るまでリュウ達には秘密にするように頼まれていた。
ちなみに誕生日がバレンタインデーということでそれに因んだイラストも幾つか投稿されている。
ゲーム版『F-ZERO ファルコン伝説』ではスランプに陥ったジャック・レビンの相手をしたりと、こちらでも面倒見の良い大人として描かれている。また、裏ではキャプテン・ファルコンにクラッシュの護衛を依頼していた。
アニメ版準拠の作品であるが、顔付きは『GX』寄り。たまに敬語で話したりする。
小説『F-ZERO ・・・そしてスピードの神へ』
伝説のパイロットの一人で、こちらではロバート・スチュアートという名前。
引退後は代々経営するホスピタル・センターのペントハウスで過ごしており、センターへ訪れたスワン達にビッグコスモスの計画とスプレムについて伝える。その後はタイメの保護を約束し、走る意義を取り戻したスワンを見送った。しかし、直後にビッグコスモスの刺客であるセキカワ・シンイチの手によりスワンを載せたクルーザーシップは撃墜されてしまうが、まるでこうなることが事前に分かっていたかの様に狼狽える様子は見せなかった。
そして予てから計画していたのか、ゴロー・スガタとピコに連絡を入れ、史上最強のF-ZEROマシンの製作に取り掛かった。不眠不休の末に完成させたマシンは無事生還したスワンに託し、スペシャル・セッションでの走りを見届けた。
外部出演
大乱闘スマッシュブラザーズシリーズでは『DX』〜『for』まで全てフィギュアとして登場。
『DX』では『F-ZERO X』のアートワークを参考にしているため、ヘルメットまで3D化している。
『大乱闘スマッシュブラザーズSPECIAL』では道場のマスタースピリットを務めており、「韋駄天流」という流派を習得することでジャンプ力が下がる代わりに移動速度を上げてくれる。
他のマスターと同様にテキストが用意されており、ゲームのようなナルシストぶりは健在。
テーマソング
ムービー「Dr. Stewart's Image Training(ドクター・スチュワートのイメージトレーニング)」
イメージトレーニングをしており、手に持っているバラの花弁を華麗に舞い上がらせた後に太陽の方向に手を伸ばして効果音と共に光らせ、空中を舞い上がるという、彼のナルシストっぷりを全面的に押し出した感じのムービーだが、最終的にはバラのフレームが割れてそのまま落下し、その後のカラスの鳴き声が虚しく聞こえるというオチ。
登場作品
F-ZERO(SFC)
F-ZERO X(ニンテンドウ64)
F-ZERO AX(アーケード)
F-ZERO GX(GC)
F-ZERO ファルコン伝説(GBA)
F-ZERO CLIMAX(GBA)
F-ZERO99(Nintendo Switch>ニンテンドースイッチ)