概要
『F-ZERO X』から登場するサイボーグのF-ZEROパイロット。初登場の『F-ZERO X』では「MMガゼル」という名前であり、後述のアニメ版では「マイティガゼル」表記であるなど表記揺れの激しいF-ZEROシリーズのキャラクターの中でも特に表記揺れが激しい。
F-ZERO界を揺るがす大事故(『X』の3年前、『GX』の4年前に起きたとされている)に巻き込まれてしまった人物の一人であり、一命は取り留めたものの機械の身体となっている。しかし、レースの快感が忘れられないのか周囲の反対を押し切って再びF-ZEROパイロットとしてレースに参加している。
なお、『F-ZERO GX』のインタビューによると既に人間の身体に未練はなくなっている模様。一応人間の彼女もいるらしい。
F-ZEROが無い時はその機械の身体を活かして災害救助を行っている。
優勝賞金はブリキのロボットの様な年代物のボディを買う為に使用するとの事。
下記の専用ムービーではスクーター型に変形している。
F-ZEROマシン
マシン名 | レッド ガゼル(RED GAZELLE) | マシン重量 | 1330kg |
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マシン性能 | ボディE/ブーストA/グリップC | マシンナンバー | 01 |
エンジン | CY-96-Z×1 | 製作 | サイバスティック社 |
名前の通り赤く、細身で軽量級のマシン。軽くて素早いものの見た目通りボディは脆いのでマシン同士のぶつかり合いやデスレースなどは要注意。
ただし、アニメではむしろ攻撃的なマシンとして描かれていることが多い。
アニメ『F-ZERO ファルコン伝説』
CV:藤本隆行
LAP28「ブラックシャドーの招待状」から登場する。
本作ではクランク・ヒューズの父親であるロイをドクター・スチュワートが復元させた姿という設定で登場。元々ロイはドクターらと同じく銀河警察の一員でゾーダの手によって殺されており、その遺体がダークミリオンによって回収されていたようで脳みそだけの状態となっていた。
機械の肉体を得て復活したショックを防ぐためドクターの判断で生前の記憶はロックされており、あくまで高機動小隊の新人ロボットという扱いに落ち着いている。また、正体がロイであると言うこともクランクには隠されている。なお、記憶をなくしてはいるが、クランクとの仲は良好。
しかし、ダークミリオンには遺伝子工学の技術が流出したことでブラッド・ファルコンを生み出す遠因になった他、ガゼル自身にも細工がされておりダークミリオン側のスパイとして働くようになる回路が施されていたりしていた。LAP29「マイティ ガゼル!」にて上記の回路が作動したことで高機動小隊への裏切りを働きダークミリオンの本拠地へ逃亡。
その後はしばらく登場しなかったが、LAP34「クランクとガゼル」でハイパーゾーダがダークミリオンに帰還したことにより、ダークミリオンから追放され再び高機動小隊の元へ戻ってきた。
ダークミリオンの記憶回路を取り外すことはできたものの、ロイとしての記憶もフリーズ状態となってしまい、再び記憶を消すこととなる。クランクの再教育を受ける中で、偶然彼のブローチを見たことで人間時の記憶が復活。
クランクと親子として再会することができたが、直後にゾーダが来襲。その攻撃からクランクを庇う形で2度目の機能停止状態に陥る。その際ドクターがクランクに「何があっても君の父さんは蘇らせてみせる」と約束している。
その後は全く出番はなくなってしまったが、最終回で描かれた5年後の世界ではロイが人間としての姿を取り戻しているため、マイティガゼルとしてではなくロイとして蘇ることができたようだ。