概要
CV:森川智之
TVアニメ『F-ZERO ファルコン伝説』の主人公。本作の放送開始後に発売されたゲームシリーズではF-ZEROグランプリの参加パイロットの一人として登場している。
年齢は23歳(コールドスリープ期間を合算すれば173歳)。7月28日生まれで、血液型はA型。
元々は物語の150年前のミュートシティ(当時のニューヨーク)で活動した警察官(刑事)であり、同時にF-1レーサーとしても活躍し「マシン刑事(デカ)」の通称で有名だった。因みに出身はボストンで、レーサーの父と病弱な母と共に自然が豊かな農場で幼少期を過ごしていたとのこと。レーサーになってからは、レースクイーンのミサキ・ハルカと恋愛関係になり、近々プロポーズをするつもりでいた。
とある休日、とうとうハルカにプロポーズするため待ち合わせ場所に向かおうとしていた矢先、凶悪犯罪者ゾーダが刑務所から逃亡したという緊急要請を受け、直様現場に急行する。車で逃亡するゾーダを追走するが、彼の策略で大事故に見舞われ、当時の医療技術では治せないほどの重症を負う。その才能が惜しまれ「コールドスリープ(冷凍睡眠)」され、未来の医療技術に託される。
時は流れて150年後、全宇宙の悪と闘う組織「銀河宇宙連邦 高機動小隊」の一員とするために天才医師ドクター・スチュワートによって怪我が治療され現代に復帰する。はじめは隊長のジョディ・サマーたちからのあまりに現実離れした話についていけず、クラッシュがセッティングしていたマシン「ドラゴンバード」に強引に乗り込み、ハルカとの待ち合わせ場所に走り出すが、当然そこにはハルカの姿はなく、尚且つ移動中に目撃した様変わりしたニューヨークの様相に、ジョディたちの話が事実であることを否応なく痛感することになる。
そのショックから、彼女たちが勧める高機動小隊への入隊も否定的で、一時は(ふっかけられた勝負に負けたことで)自分のために製造されたマシンも手放そうとしていたが、彼女たちへの緊急要請で、ゾーダもまた改造人間となって復活し現在のミュートシティで悪事を働いていることを知り再燃。今度こそゾーダを捕まえることを決意した。
人物
髪は茶色のショートヘアー。猛禽類をおもわせる力強い目付きをしている。
服装は赤いインナーシャツの上に、150年前から愛着しているデニム風のショートジャケットを羽織っている。ズボンは紫。その他プロテクター付きのロングブーツと赤いパイロットグローブを身につけている。
性格は正義感の強い熱血漢。
ただし、入隊当時からよく同僚のジャックと喧嘩したり、因縁深いゾーダを追跡するために独断で行動したりなど、熱くなると周りが見えず歯止めが利かなくなることも多々あり、その都度上官のジョディから制裁を受けることも少なくない。ただし決して無鉄砲というわけではなく、ときには悪事に手を染めつつも心根は真摯な人物の本質を汲み取り、彼らなりの正義を理解し、説得や交渉を試みることもある。
当初は150年もの間眠っていたことによるジェネレーション・ギャップや恋人のハルカのことで思い悩み小隊のメンバーと衝突することが多かったが、次第に仲間たちと打ち解けていく。当初険悪だったジャックとは、レースにおける勝負や任務での連携を経て信頼し合える友人と呼べる間柄となり、公私ともにつるむことが多くなった。…それでもしょーもないことでまた喧嘩をはじめることも多いようだが。また、周囲との温度差に思い悩んでいた頃から通っているコーヒーハウス「ファルコンハウス」の店主バート・レミングとも交流が深く、ブレイクタイムや悩んだときは足繁く店に通っている。リュウを介して、ジャックたちもよく店を出入りするようになった。
その他、同僚のルーシーのアプローチに気付かない朴念仁であったり、ジャックの過去のデビュー曲の独特なセンスに感動したり、自身の創作料理のせいでジャックとクランクが体調を崩したりなど、コミカルな描写も多い。ジャックとは二人で次回予告のナレーションも担当しているが、物語の内容と全くと言っていいほど関係のない寸劇を始めたりと極めてフリーダムな予告ナレーションを毎度のように展開しており、レディースレースの時にさせられた女装をジャックと共にハマり出したり、後記のコーナーを乗っ取るなどしている(…ただ恐ろしいのは、これでもその後に挿入される解説コーナーよりもマシだと言われることである)。
搭乗マシン
名称 | ドラゴンバード | 重量 | 1850kg |
---|---|---|---|
性能評価 | ボディB/ブーストB/グリップB | マシンナンバー | 00 |
ボディ・ブースト・グリップと全ての性能が高水準でまとまっている重量級のマシン。
テクニカルコースで小回りが利かないのが難点。
製造は高機動小隊のエンジニアであるクラッシュが行ったが、彼自身が設計したわけではなく、あるときスチュワートがキャプテン・ファルコンから設計図を託され、復活するリュウに合わせて製造されたという。
終盤では、ブラッドファルコンから回収したリアクターマイトを搭載しチューンナップされた。
登場作品
- F-ZERO ファルコン伝説(TVアニメ / GBA)
- F-ZERO CLIMAX(GBA)
関連タグ
実はリュウは、宇宙を救う者“セイブス”と呼ばれる存在であり、ダークミリオンの総帥ブラックシャドーによる銀河消滅計画を阻止するべく復活させられたことが発覚する。また、ダークミリオンの女幹部ミスキラーは、ブラックシャドーによって記憶を奪われたハルカ本人ということを知る。リュウは宇宙を救うため、そしてハルカを助け出すため、ブラックシャドーの陰謀を止めることを決意。クラッシュの協力で、ドラゴンバードに2つのリアクターマイトを搭載してもらい、ブラックシャドーとの最後の勝負に挑んだ。
2つのリアクターを中々発動できず窮地に立たされるが、宿敵のゾーダから発破をかけられる形でハルカへの想いを込め、ブーストファイヤー・フル・パワーを発動。超高速のスピンブースターでダークマターリアクターのオーバーロードさせ、エネルギー炉の爆発させることに成功した。
決戦後、野望が潰えてもなお生き残ろうと脱出を図ったブラックシャドーを制するために自ら犠牲となったファルコンことアンディ・サマーの意志を継ぎ、彼の妹のジョディから差し出されたヘルメットを受け取り、新たなキャプテン・ファルコンとなる決意を立てた。また、記憶を取り戻したハルカとは、あの日果たせなかったプロポーズを150年越しに交わし、晴れて夫婦として結ばれた。
5年後の2207年、リュウは再開されたF-ZEROレースに新生キャプテン・ファルコンとして参戦。使用するマシンも、先代から継承されたブルーファルコンに搭乗している。また、妻のハルカは先代ファルコンが「バート・レミング」の名でマスターを務めていたファルコンハウスを切り盛りし、店内のTV越しにリュウの活躍を見守っていた。
愛機だったドラゴンバードは、青年に成長し高機動小隊の新隊員となったクランクが継承した。
ゲーム『CLIMAX』においてはリュウが駆るブルーファルコンが隠し要素として登場。
重量 | 1380kg |
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性能評価 | ボディB/ブーストB/グリップC |
マシンナンバー | 7 |
プロフィールページはパイロット共々用意されていない。