概要
CV:田中秀幸
ミュートシティにあるコーヒーハウス「ファルコンハウス」のマスター(店主)を務める壮年男性。4月10日生まれのA型。好きな花は「サルビア」。
本作の主人公リュウ・スザクは、彼がまだ150年の冷凍睡眠から復活して間もない頃からの常連であり、以降も彼の仲間である高機動小隊の面々やF-ZEROパイロットたちの憩いの場となっている。とくにリュウとは、上述の経緯からくるジェネレーションギャップや若輩ゆえの悩みを抱える彼に対し、助言を与えたり、わざわざ店を貸し切りにして相談を受けたりなど、客商売を越えた友人とも呼べる間柄でもある。
飲食サービスとグッズ販売を展開するファルコンハウスを一人で切り盛りしていたが、後に惑星ヘルでの騒動を終えて帰還したリュウが連れてきた11歳の少年クランク・ヒューズを保護し、衣食住を与えると共に店の手伝いを任せている。
作中では主人公たちの心を陰ながら支える大人の男性といった人物なのだが…
ファンの間ではどちらかというと、各話次回予告後に挿入される解説コーナー『バートのF-ZERO教室』でのフリーダムな彼のほうが有名である。そちらの詳細は「バート先生」の記事を参照。
人物
七三分けの茶髪に青い瞳、左眉尻にある一筋の切り傷跡が特徴の壮年男性。
「マスター」ということもあり、普段は袖を絞った白ワイシャツに赤い蝶ネクタイ、黒いスラックスの上にエプロンを巻いた清潔感ある出で立ちをしている。
一人称は「私」。職業柄か物腰も柔らかで、友人のリュウを含め来客のことは基本的にさん付け、丁寧な敬語を用いる。少年のクランクに対しては呼び捨て、且つ接客時よりも幾分砕けた口調を用いることもあるが、これは彼のことを家族として認識した上での信頼の表れとおもわれる。
性格は非常に落ち着きのある温和な紳士だが、その一方で熱狂的なF-ZEROファンでもあり、まだ一人で店を切り盛りしていた頃はレースの日に店を閉めて観戦に出かけてしまうことも多かったとのこと。
好きな食べ物は納豆。F-ZERO教室では何故か「アレ」と呼称し、モザイクまで入れている。
嫌いな食べ物はしいたけ(ダークミリオンの本拠地を連想させるため)。
ファルコンハウス
バートが経営するコーヒーハウスで、赤い2階建てバスのような外観が特徴。
主にコーヒーを取り扱っており、マスターが注文客の好みを読み取り、その都度ブレンドしているらしい。また、モーニングセットやカレーライス(納豆入り)、ケーキといった軽食も楽しめ、いずれもマスターの手作りとのこと。飲食物以外ではF-ZERO関連グッズも販売しており、Tシャツ、人形、風船ガム、自由帳など充実。また店内の壁の各所にはF-ZEROの人気パイロットたちの生写真やサイン色紙も飾られている。
営業時間はAM8:00からPM9:00までだが、上述の理由で突然休業してしまうことも多いらしい。普段はバートとクランクの二人で店を回しているが、一時期はレオンもアルバイトとして働いていた。
因みに、バートの自宅はファルコンハウスに隣接している大きなビルであり、部屋が70室はあるという大豪邸である。寝る部屋も日によって変えているらしく、各部屋に最低限の寝具が常備されている模様。また、バートが勝手に作ったリュウ専用の部屋もあるらしい。