ジョン・タナカ
じょんたなか
CV:千葉一伸(TVアニメ版)
シリーズ第2作目である『F-ZERO X(N64)』から初登場したプレイアブルキャラクターの一人。
「銀河宇宙連邦」に籍を置くメカニック。年齢31歳。
同僚のジョディ・サマーに密かに想いを寄せており、彼女に危険が及ばないようにF-ZEROグランプリに参戦した。また、万が一優勝できた暁には彼女にプロポーズすることを計画している。
非常に引き締まった筋肉質の身体をしており、『GX』のインタビューによると、スポーツと武道で鍛えているが、試合ではいつも負けてばかりらしい。また、山篭りで修行しようとしたこともあったが、1日で降参して下山してしまった。
非常に礼儀正しく、視聴者へのメッセージをリクエストされた際は銀河宇宙連邦の人材募集の呼びかけを行っており、優勝賞金も無駄遣いせずに貯金するほど謙虚な性格をしている。
名前や容姿などから日系人とおもわれ、『F-ZERO GX』での優勝者インタビューでサインを求められた際は日本語で「ジョン田中」と記している(日本版のみ)。
傍では小型メカが常時浮遊しており、マニピュレーターを駆使してタナカの動きに合わせた動作をとる。パッと見ではこちらを思い出す人が多いかもしれない。
TVアニメ『F-ZERO ファルコン伝説』では銀河警察の本部長として登場。
主人公のリュウ・スザクが所属する高機動小隊の責任者でもあり、小隊長であるジョディをはじめ隊員たちの身勝手な行動に振りまわされる不憫な中間管理職だった。
ゲーム版以上に気弱な性格が強調されており、口調が若干オネエっぽくなっている。ジャック・レビンから「あのオッサン」呼ばわりされるなど、若い隊員たちからぞんざいに扱われることも少なくなく、エンディング後のおまけコーナー『バートのF-ZERO教室』では視聴者から「ジョン・タナカはなぜ本部長になれたんですか?」という旨の質問まで届いたこともあった。
しかし、ジョディやバート先生(キャプテン・ファルコン)など、一部ではパイロットとしての技量に一目置いた発言もされており、一概に無能と言い切れない人物である。実際、自身の殺人依頼を受けたヒットマン・ピコの策謀の数々を(偶然にも)全てやり過ごし、オクトマンの故郷である惑星タコラと地球との異星間交友を維持するため、代表団が見守るレースにおいて彼を優勝させる活躍をみせた。
また、本作ではジョディに対する恋情はなく、代わりに人気女性歌手のケイト・アレンの熱烈なファンとなっている。
『CLIMAX』のプロフィールによれば、5月7日生まれ。血液型はB+。ジェームズ・マクラウドは嘗ての部下だったらしい。
名称 | ワンダーワスプ (WONDER WASP) | マシンNo.(ゼッケン) | 26 |
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重量 | 900kg | 性能評価 | ボディ:D、ブースト:A、グリップ:D |
エンジン | FGS-E049M×2 | 製作者 | ジョン・タナカ |
タナカ自身がネジ一本からこだわって趣味で作っていた自家用ドライブマシンをF-ZEROマシンに大改修した機体。
強度は低いが軽量で加速性能やブースト性能が高く、『GX』では性能表示に反して旋回性とグリップ力に圧倒的に優れている。GBA版『ファルコン伝説』および『CLIMAX』では表示の性能がそのまま再現されているため、グリップ力の低いドリフト型マシンである