大包平(刀剣乱舞)
おおかねひら
刀について詳しくは→大包平参照。
プロフィール
「大包平。池田輝政が見出した、刀剣の美の結晶。最も美しい剣の一つ。ただ……」
概要
鶯丸には大包平があたかも既に本丸にいるかのように言及されており、その存在はサービス開始当初から示唆されていた。
加えて2015年4月には、運営からも来年(2016年)には実装するとアナウンスがあり、登場すること自体は確定的なものとなった。
2016年12月19日、全身画像公開と共に正式に実装が発表され、2016年12月20日~2017年1月17日のイベント「連隊戦」で登場。
連隊戦の獲得アイテム・御歳魂(おとしだま)を10万達成する事で得られる最終報酬だった。
2018年7月の大型アップデートで通常ステージ7-3の通常マスでドロップが可能となった。
公式Twitterの紹介
古備前派の刀工包平作の太刀。
共に刀剣の横綱といわれながら、天下五剣でもある童子切安綱をライバル視する。
歴史的な逸話や伝説にやや乏しく、池田輝政に見出されたという一説は彼の拠り所。
同郷の鶯丸に観察されている。
(公式Twitterの紹介文)
キャラクター
勝ち気そうな印象の赤髪に銀色の瞳の青年。
戦装束は赤と黒を基調とした学ラン風の洋装をベースにしており、底に鶯丸と似た大鎧の大袖、栴檀板を重ねてからベルトで留めている。図録2巻によれば学ランの襟には池田家の家紋「備前蝶」を思わせる蝶の金属パーツがあり、襟を閉めれば蝶になるが閉めて着ることはないらしい。
内番衣装デザインも鶯丸とお揃いで、赤と黒を基調としたジャージ。
見た目の印象通り、尊大で勝ち気な性格。名君・池田輝政に見出されたこと、現存する全ての日本刀の中の最高傑作であることを誇りとしている。
しかしその一方で逸話に乏しく、天下五剣には引け目を感じてもいる様子(天下五剣は室町時代に刀の技術面や価値よりも逸話から選ばれているため)。これに対して当人は「見出されるのが遅かっただけ」と述べている。
とはいえ天下五剣に選ばれこそしていないものの、刀としての技術面や価値は間違いなく日本刀の最高傑作と呼ぶにふさわしい。
特ランクアップ後のステータス総合値は406で、極を除く全刀剣男士のなかで第3位の値。
長らく池田家で家宝として大切にされていた事もあってか、出陣中のボイスは上から目線な物言いが多い。
たとえば資材マスでアイテムを見つけると「誰か、拾っておけ!」と他メンバーに命じたり、会心の一撃のセリフが「俺に殺されるんだ、名誉に思え!」と確実に自分が仕留める前提だったりする。
真剣必殺のボイスも「ふっはははは!! これがぁ↓、俺のぉ↑、必殺技だぁ!!!」と、物凄い悪人面で決めている。
童子切安綱とともに「日本刀の東西の両横綱」と並び称されているが、天下五剣の一振である彼に対して強いライバル意識を燃やしている。
これについて鶯丸は「天下五剣の称号を気にしすぎだ」と評しているが、日本刀の最高傑作としてやはり執着がある様子。
これに関連し鶯丸や天下五剣、刀剣の父を自称する小烏丸と内番で手合せをすると特殊台詞が発生する。
その他の内番も大いに乗り気というわけでもないが、さりとて不満を漏らすでもなく取り組んでおり、また鶯丸とは違いサボることはないようだ。
同じ刀派で「兄弟のようなもの」と自称する鶯丸からはその性格を面白がられており、公式ツイートにもある通り観察対象にされている。兄弟というよりは幼馴染か悪友といった感じにもとれる。
回想では童子切と決着をつけんと息巻いている大包平が鶯丸にからかわれるという、非常に微笑ましい一幕が見られる。
童子切が今後実装された際にはどのようなやり取りが見られるのか期待したいところだ。
余談
シナリオ担当・芝村裕吏氏いわく最初に作った刀剣男士である。
メディアミックス
刀ステ
「悲伝 結いの目の不如帰」にて初参戦。
飄々として捉えどころのない三日月宗近に事あるごとにからむも翻弄され、鶯丸から喜んで観察される姿がたびたび描かれる。
中盤、その三日月が裏切りともとれる行動の末に消息を絶ち、審神者が倒れた事もあって本丸の刀剣男士達が意気消沈するのを大喝。「お前達は三日月宗近をどのように見ていた!」と叱咤し、「事の真偽を問いただす為に必ず連れて戻る」という意思を真っ先に表明した。
「慈伝 日日の葉よ散るらむ」にも引き続き登場。
こちらは打って変わって日常系のギャグ多めの脚本となっており、酔うとただでさえ大きな声がより大きくなる事が鶯丸によって明かされる。
様々な勘違いから「布をかぶるのが当代の流行」と認識してしまい、本丸に顕現した山姥切長義が災難に合う一幕も。
刀ミュ
2022年1月公演「江水散花雪」にて初参戦。
部隊長として小竜景光、南泉一文字と幕末に出陣。井伊直弼と知遇を得た事で南泉ともども客分となり、直弼には「包平」と名乗った。なお南泉を「猫丸」、後から合流した和泉守には日替わりで名をつけている(兼丸、兼五郎など)。
歴史改変が進む中、増援の山姥切国広に「隊長の心得」をたずね、「全員を本丸へ連れ帰る事」と返される。そして終盤に発生した異常事態においてその心得を守り抜き、一人取り残された山姥切の死亡フラグを見事跳ね返した。