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ドム・バラッジの編集履歴

2022-02-08 06:08:30 バージョン

ドム・バラッジ

どむばらっじ

「ドム・バラッジ」とは、小説『機動戦士ガンダム ブレイジングシャドウ』に登場するモビルスーツである。

概要

型式番号MS-09F/Br一年戦争後、ジオン軍残党組織「ヘルズゲート」がドム・フュンフをベースに独自開発した重モビルスーツ。型式番号は現地で付けられたものである。

機体名称の「バラッジ」は英語で弾幕を意味し、その名の通り高い射撃性能を有する。


ヘルズゲート内に配備され、拠点防衛用として運用されていた。また、地球連邦軍特殊部隊「シャドウズ」チーム5の隊長カイン・ラグナードがヘルズゲートから偶然奪取・運搬する形で、宇宙海賊「シュテンドウジ」でも運用された。

強力な機体で、ヘルズゲート、シュテンドウジのどちらにおいても活躍を見せたが、ヘルズゲート決戦ではカイン・ラグナードとシャドウズチーム6のメンバーに次々と撃破され、最終的に全機体が失われている。


機体説明

ベース機のドム・フュンフをさらに重装甲化し、それによって低下した機動性を補うためスカートアーマー後部に大型スラスターが追加されている。また、大型化したスカートアーマーの前面には火力増強の一環としてミサイルランチャーが増設された。

主兵装には新兵器のガトリング・キャノンを採用、ガトリング・キャノンの弾帯を収納するドラム型バックパックを背部に装着している。

改修の結果、本機はドム系の機体の中でもトップクラスの火力と総合性能を持つに至った。

格闘兵装も装備しているが、射撃偏重の機体特性のため、使用されることは少ない。


その他の外見上の特徴としては、頭頂部に追加されたモノアイと、脚部から張り出すように装着された装置がある。

脚部の装置は公式からの解説がされていないが、画稿では装置後方から脚部に繋がるパイプのようなものが確認できるため、ドム・トローペンに装着されているようなエアインテークではないかと思われる。宇宙で運用される機体の画稿では装置前面のカバーが外されている。


地上・宇宙双方での運用が可能。宇宙で運用する機体はドムの正式カラーに塗り直されている。


武装

ガトリング・キャノン

型式番号XGC84-D5J

トト・カニンガム社製のガトリングガンで、ヘルズゲートで極秘裏に運用試験が行われていた。完成したのはブレイジングシャドウ本編開始時期(宇宙世紀0083年)の一ヶ月ほど前。

ドム・バラッジの全長を超える大きさで、照射と称される連射性能と、ゲルググをシールドごと粉々にするほどの凄まじい威力を持つ。また、背部のバックパックには6000発を超える弾帯が収納されており、継続して火力を発揮できる。

絶大な破壊力を持つが反動も相応に大きく、重装甲のドム・バラッジでも連射をしながらの制御ができない。そのため、兵装自体の重量も合わさって、連射中に素早く照準・旋回ができないという弱点を持つ。後にヘルズゲート首領のカノラ・ゾンクシーによって改良が加えられ、反動の軽減がなされた。

ガンダムエースの設定紹介企画「レポート オブ ブレイジング シャドウ」では100mm 7GUN BARRELと表記されていたが、実際に確認できる銃身は6本で、劇中でも「六本のバレル」と描写されており、小説単行本の設定紹介ではこの表記は削除されている。


ヒート・サーベル

背面にマウントされた格闘兵装。バックパックの下に、サーベルラックと思わしきものが確認できる。

ドム・バラッジの標準装備と思われ、劇中でも使用しているが、サーベルを装着した画稿が無いためかゲーム作品では採用されていない。


ミサイルランチャー

スカート部に内蔵されていて、使用時はハッチが開く。劇中未使用。


胸部ビーム砲

左胸部に内蔵されている。劇中未使用。

ドムに装備されているものとは形状が違い、リック・ドムⅡに装備されているものと類似している。


余談

ヘルズゲート内のHLVに積まれ、後にシュテンドウジが運用したドム・バラッジだが、劇中で明かされるカノラ・ゾンクシーの目的や、ヘルズゲートがジオンからも切り離された組織であることを考慮すると、ドム・バラッジを宇宙に上げる必要は無いように思える。

トト・カニンガム社からガトリング・キャノンの宇宙での運用試験を依頼されていたのだろうか。実際のところは不明である。


関連タグ

機動戦士ガンダム

ドム ドム・フュンフ

戦場の絆

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