- 富士山麓電気鉄道(初代)⇒富士急行(1960年社名変更、親会社)
- 富士山麓電気鉄道(2代目、2022年分社化)
概要
鉄道路線の起源は中央本線大月駅から延びていた「富士馬車鉄道」「都留馬車鉄道」から。1926年に法人としての「富士山麓電気鉄道」(初代)が上記2社と別に設立され、(経営譲渡ののち)1929年に大月駅~富士吉田駅(現・富士山駅)間が「新線」として開業した。
「富士山麓電気鉄道」はその後バス・タクシー・行楽・サービス・不動産業などの鉄道以外の事業もグループで展開、1960年5月30日付で社名を「富士急行」へ改称した。
かつて直営だったバス部門が1990年代に「富士急バス」など複数会社に分社化された後も、残る鉄道事業は引き続き富士急行直営体制が続いていたが、2021年4月に鉄道事業も分社化することが正式に公表された。
子会社の名称はかつての「富士山麓電気鉄道」が採用され、2022年4月1日付で現存する2路線、大月線・河口湖線の運営が「富士急行」から「富士山麓電気鉄道」(2代目)へ移管される予定になっている。なお、大月線・河口湖線は引き続き「富士急行線」の路線愛称を継続使用する。