概要
機械生命体キカイノイドが存在する世界。その中の悪の王朝トジテンドによって数多くの並行世界が、謎のアイテム「トジルギア」に次々と閉じ込められていく事態になった。
だが、トジテンドが「ゼンカイジャー」の地球を閉じ込めようとした際、何故かキカイトピアの一部が引き寄せられて融合してしまい、キカイノイド達が人間界に投げ出される状況となってしまった。
ジュラン達一般のキカイノイドは困惑しつつも、人間と共存して仲良く暮らしている。それに対してトジテンドの王・ボッコワウスは、当初の目論見通りに地球を閉じ込められない事に業を煮やし、(ゲゲの口添えもあって)人間界を直接侵略する方針に切り替えた。
本編以前の情勢は不明だが、現在はボッコワウス達上層部による軍事政権に等しく、一般市民のキカイノイド達の待遇は劣悪で、市民たちも暴虐や悪評を振り撒く権力者たちを迷惑にしか思っていない。
その最たる例として教育格差が挙げられ、「庶民のままでは何も学ぶ機会が与えられない」と言う理由から従軍を希望するも何も教えられなかったブルーンの出自、ガクエンワルド騒動時に学校を碌に知らなかったジュラン達の描写から、一般市民のキカイノイド達はまともな教育を受けさせて貰えない状況下に在る事が窺い知れる。
他にも、圧政のためバーベキューパーティができる環境ではないこと、家族と引き離されたキカイノイドが珍しくない事がジュランから語られていたり(実際ジュランの曽祖父であるサンジョは放屁が元で不敬罪として死刑になっている)、その環境の悪さは計り知れない。
それでも文化は人間界(地球)と大差はなく、「リンリンポン」(地球で言うところのケンケンパー遊び)、花占いなどをやっている描写がある。住民が機械故か、市民街は工場地帯のような場所が広がっている。
食に関しては、キカイたこやきなるものが名物としてある模様。また、1話の屋台を営んでいたキカイノイドとのやり取りから綿菓子はない様子。
ただ、服に対する認識は人間界とは大きく異なり、キカイノイドにとって服は嗜好品の一つにしか過ぎないとの事。その為、服の有無は彼らの倫理観には全く関係なく別に着ていなくても何の問題もない(事実、ゼンカイジャーの面子でも服はガオーンのベストとジュランのハーフパンツのみである)。
最終的にボッコワウス以下支配層が軒並み斃された事で、キカイトピアは永きにわたる圧政から解放。
ステイシーの「もう"一人の王"はいらない」という判断もあり、改心したクダック達や他の世界と力を合わせて復興していく事になった。
関連タグ
ジューランド:『動物戦隊ジュウオウジャー』における平行世界。最終話において、人間界と融合している。