CV:浅沼晋太郎
概要
ジュランの曽祖父。現在は勿論故人だが、バラシタラが送り込んだボンワルドの能力により再現されジュランには最初怖がられていた。
鶏冠のような白髪と、老人らしく髭を蓄えている事を除けばその容姿はジュランと瓜二つ。曾孫との遣り取りから、ジュランが物心つく前に亡くなったと推測される。
まだキカイトピアが融合する以前の時代の人物であり、人間である介人を見ると否や激しく取り乱している。性格自体は呑気な人物であり、初めて食べたカラフルのパフェに感動していた。
一方で、トジテンドの暴政によって徹底的に反骨心を折られているらしく、子孫であるジュランらがゼンカイジャーとしてトジテンドと闘っていると知ると、逆らわないよう制止してきた。
「よせよせ!トジテンド王朝に逆らったら、どんな目に遇わされるか!」
ブルーン「ひいおじいさんの時代も、酷かったんですか!?」
「おうよ!ワシなんかなあ、王族の行列中にうっかり屁こいて“コレ”よ!」(斬首の仕草)
「庶民が長生きしたけりゃ、お前さんたちも大人しくしときなさい!ご先祖様からの、忠告じゃ!」
彼の時代には既にトジテンド王朝の悪政が行われており、トジテンド王朝の行列が通ってるときにオナラをしただけで殺された…と、何とも酷い最期を迎えたそうな。
不敬罪に値する振る舞いではあるものの、無礼一つで即刻死刑というトジテンドの悪政っぷりが暗に示されたシーンである。
しかしボンワルドの能力で凶暴化、ジュランに狙いをつけ彼に襲い掛かる。すぐさまゼンカイジャーの面々はボンワルドを発見・撃退に向かうもそれについてきてしまい、この状況下でも執拗にジュランを追い回す。
しかしヨボヨボの老体ゆえ碌な害を与える事が出来ぬまま、ゼンリョクゼンカイキャノンでボンワルドが撃破された事で消滅した。
事件後、ジュラン達は曽祖父の時代からトジテンド王朝の悪政が行われていた事、そしてキカイノイド達にとって最早トジテンドの悪政は無自覚の内に当たり前のものになってしまっている事を改めて思い知り、先祖への供養の為にも改めてトジテンドを打倒する事を誓うのであった。
余談
名前の由来はジュランの名前から推測するに、三畳紀だと思われる。ちなみに彼の発言ではジュランの父の名は『ハクア』というらしく、こちらも恐竜のいた時代の一つ白亜紀からとったものだろう。
ゼンカイジャーの名乗りはその時の状況で変なアレンジが入ったり、トラブルに巻き込まれぐだぐだになることがよくあるが、今回もその例に漏れずゼンカイジュランがサンジョに襲われる形でまともに名乗れてない(しかもご丁寧にテロップまでジュランの『痛い』という悲鳴に変わっている)。
さらに名乗りの時にゼンカイザーの足を踏んでしまっているが、これはテストの時に偶然起きていたことを監督が本番に採用したという裏話がある。