概要
『逆転裁判6』第5話に登場。25歳。
地方議員に立候補している青年で、倉院の里で選挙活動を行っている。本名の漢字表記は清木政治。
長い髪を髷のように結い、選挙カーが駕籠(倉院の里までが険しい山道のため車を使うのは一苦労だったので、特注で作った)であるなど色々と時代錯誤な人物。
自信家かつ傲慢な性格の持ち主で、とにかく自分が言いたいことばかり言う、地元の警察が清木家に強く出られないのをいいことに、昼夜問わず大音量で演説をしたり、里の至る所に勝手にポスターを貼って回ったりと傍迷惑な選挙活動を行っており、綾里春美ら里の人達は大変迷惑している(時間外の選挙活動や他人の住居や敷地内に無許可でポスターを貼るのは公職選挙法違反である)。
選挙で当選するために倉院の里に大きな影響力を持つ“さるお方”の後ろ盾を得るべく清木家の家宝を献上しようとしており(要するに賄賂を渡そうとしている)、王泥喜法介とドゥルク・サードマディが発見したクライン王国の国宝“始祖の宝玉”を、過去に清木家から盗まれた家宝“キョウコの水晶球”だと主張。成歩堂龍一を顧問弁護士に雇い、秘宝の所有権を巡って裁判を起こす。
これにより、長らく刑事裁判しか扱ってこなかった逆転裁判シリーズでは初となる民事裁判が行われることになる。
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ネタバレ
事故死したと思われていた考古学者・佐奈樹文明博士を殺害した真犯人。
更に、ミタマ山で王泥喜とドゥルクを洞窟の谷底に突き落した張本人でもある。
博士が研究していた秘宝が清木家の家宝ではなくクライン王国の国宝であることを知っており、それを“さるお方”に引き渡すつもりだったのだが、自分が博士に「クライン王国の革命派は危険だ」と吹き込んでしまったために博士は秘宝をミタマ山の洞窟に隠してしまった上に秘宝の譲渡を拒んだため、カッとなって犯行に及んだ。
博士に追い返されたダッツ・ディニゲルが忘れていったトランクケースを二階から落として博士を殺害し、凶器に付着した自分の指紋を拭き取った上で警察に匿名で通報。
その後はクライン王国にいる綾里真宵を人質に取り、成歩堂を脅迫して自分の顧問弁護士につけると、裁判でダッツを告発し、秘宝を手に入れようとした。
しかし、犯行時に博士の子であるサナギ軍曹の車椅子を動かした際に目を覚ました軍曹が驚いて部屋に逃げ込んでしまったため、車椅子に付着した指紋を消すことが出来ず、それが決定的な証拠となった。
また、人質に取っていた真宵も、始祖の霊力を欲する“さるお方”にとっても重要人物だったため人質の意味を成しておらず、王泥喜の指摘でそれに気付いた成歩堂に離反され、殺人犯として緊急逮捕された。
なお、この清木のブレイクシーンはかなり凝った演出がされているため、一見の価値あり。
これらの、いかにも悪徳無能政治家に対するイメージを凝縮したような人物であるため、小物感が凄まじく、王泥喜からは心底軽蔑されていた。
名前の由来は、おそらく「清き政治」だろうが、先述の行動および言動から「何が清き政治だ」と思ったプレーヤーはさぞかし多かったに違いない。