「クックック……聖典集めをじゃまする魔法少女がいるのはここか? 今日こそ、ぎゃふんと言わせてやる!!」
概要
魔王シャドウミストレスはスマートフォン向けアプリゲーム『きららファンタジア』の登場人物で、まちカドまぞくのシャミ子こと吉田優子が敵に洗脳されて(正しい意味で)闇堕ちした姿。
オーダーによって強制的に召喚され、「リアリスト」に捕まったシャミ子が魔法少女たちとの絆を断たれており、お互いの記憶から存在が消えていた。
衣装はオーダーによる召喚から元の世界へ帰るまで終始魔王衣装で、首に付けてある「クリエロック」はサンストーンによって付けられた。
pixiv上ではクリエロックが付けられているイラストの方が多い。
実質リリス同様の第2部衣装だが、敵専用のためかプレイアブル化はされていない。
一方でココアも同じくリアリストに捕まって、よく似た闇堕ち衣装(ただし、シャミ子と異なり元からではなくリアライフの影響で衣装変化している)があり、こちらはプレイアブル化されている。
人物
『人が不幸になる世界を描く』聖典を忌み嫌い、滅ぼすために街でウツカイ達を操って聖典を奪っては汚染させるということを繰り返していた。
上述の通り、魔法少女との記憶がなくなっており、桃は魔王となったシャミ子と戦っていた。
かつての心優しいへっぽこまぞくだったシャミ子の面影はどこにもなく、口調も悪役らしくどこかギラついたものになっている。
また、戦闘能力も以前より格段に強化されて桃と張り合うほどになり、その戦闘スタイルも『魔王』の名を体現するかの如く凶悪なものとなっている。
さらに、闇落ち前のシャミ子ならば桃に促されても絶対に言わなかった「こんな世界無くなってしまえ!」等というセリフを吐いたりもする。
と、いかにも魔王といった雰囲気を醸し出してはいるものの、根はシャミ子なのでどこまでもへっぽこまぞく感が抜けない。
闇堕ちしてもなお、お決まりのこれで勝ったと思うなよも健在であった。
ただし8節は勝敗によってイベントが少し変わり、勝利Verのみ発言し、敗北Verは桃に勝利しているため発言しない。
サンストーンによってパスを切られたことで桃達を忘れ、リアリストのリーダーであるハイプリスに負の感情を絶望のクリエに変換させる魔法「リアライフ」をかけられ、ヒナゲシに「自分の身に降りかかっている不幸は全て魔法少女のせい、魔法少女を倒せないと母親や良子に見捨てられる」と嘘を吹き込まれた結果、魔法少女やそれを倒せない自分への憎しみのままに絶望のクリエを生み出すガチまぞくとなってしまった。
最終的にリリスの力で「他人」となったシャミ子の夢の中に入ってきたきららが目覚めた「絆を繋ぎ直す能力」で、桃達との絆と記憶を取り戻し、正気に戻った後に現実でも無事救出され、「必ず借りを返す」ことを約束して仲間達と共に元の世界へと帰っていった。
戦闘
初戦闘は第2部第1章8節。戦闘スタイルは杖による魔法攻撃。属性は月。攻撃は全て魔法で統一されている。
チャージ技は第2部第1章8節と第2部第1章27節では低確率で眠りを付与する敵全体魔法攻撃の「やります!!やってみせる!!おやすみなさーい!!」と敵全体魔法攻撃の「夢の深淵に堕ちてゆくがいい!!」、第2部第1章の【試練】真朱のスクロールを求めてでは「やります!!やってみせる!!おやすみなさーい!!」を使わなくなった代わりに敵全体魔法攻撃の「あちょー!!おりゃおりゃー!!」、敵全体に低確率で眠りを付与する敵全体魔法攻撃の「ここを通りたくば…私を倒してからにするがいい!!」、自身に腹ぺこが存在する場合に使用する低威力の敵全体魔法攻撃「腹が減って戦ができません…」をそれぞれ使用する。
基本的な技構成は敵単体に確定で腹ぺこを付与する「おなかがへりつづける悪夢」、敵全体に確定で眠りを付与する「二度寝の悪夢」、敵単体魔法攻撃の「『いやな記憶』の悪夢」、スタンゲージを90%上昇させる効果のある敵全体魔法攻撃の「聞け!音量MAXテレパシー!!」、炎属性全体魔法攻撃の「炎の杖!」、水属性全体魔法攻撃の「こおりのつえ!」、自身にダメージカットバリアを五枚付与する「シャドウミストレス優子 心の壁フォーム」、自身の状態異常抵抗を上昇させると共に腹ぺこを解除する「まぞく追い込まれたほうが強い!!」、とっておきゲージを一回分減らし、敵全体のSPDを低下させる「対・とっておき用・とっておき、くらうがいい!」。
第2部第1章8節と第2部第1章27節では敵全体に眠りを付与する「夢の中にてまぞくは無敵!!」、敵単体に低確率で眠りを付与する敵単体攻撃の「なにもかも壊したい!!」を使用する。
また、第2部第1章8節ではMAT、DEF、MDF、チャージカウントを上昇させる「誰かの不幸を描いた聖典なんて私は認めません!」を、第2部第1章27節ではチャージカウントを上昇させる「チート改造した武器がなくたってやってやります!」をそれぞれ使用する。
第2部第1章の【試練】真朱のスクロールを求めてでは、これらのスキルの代わりに自身のチャージカウントを上昇させ、敵全体の状態異常抵抗を下げる「まぞくの力、その身に受けるがいい!!」、確定で敵単体に眠りを付与する効果のある「恐怖におののくがいい」、自身のチャージカウントを上昇させる「さばいてやる!サバのように!」を使用する。
余談
聖典を愛するランプはまちカドまぞくの内容を「ほのぼのとした戦いや日常」と称している。
しかし、まちカドまおう実装当時の本誌連載分は桃の過去や魔王シャドウミストレス以上の悪役が出ており、シリアス度は実にまちカドまおうより上である。