「……我は統制を乱すもの。惑わすもの。覆すもの。……我が名は破壊者!」
概要
小説『仮面ライダー剣』で確認された統制者と対になる謎の存在。
統制者が黒い石板の“モノリス”を通じて自身の意思を伝えるのに対して、破壊者は赤い石板の“モノリス”を通じて自身の意思を伝える(というより直接語り掛けている?)。
アンデッド同士のバトルロワイヤルにおいて統制者が円滑かつ秩序立ててバトルファイトを進めようとするのに対し、破壊者はその名が示す通りにバトルファイトの進行を掻き乱して混沌とした展開にしようとする存在で、統制者が神とするならば、破壊者は常に神と対立する悪魔的存在らしいが、具体的な詳細や役割については謎の部分が多い。
以下、小説のネタバレに付き閲覧注意‼
その正体は生物が繁栄を謳歌する為に必要な“仮想の敵対者”という概念そのもの。
早い話が統制者と同一の存在で、本来統制者と対立関係にあるはずだが、元々が同一の存在である故に統制者が剣崎と始がバトルファイトを一向に再開させる為に仕組んだ壮大な計画を敢えて邪魔しないで傍観。
統制者と協力して現代に再開されたバトルファイトに決着を付けさせようと暗躍していた。
しかし結局、自分たちの運命に打ち勝った剣崎と始、そして自分たちが散々利用して来た矮小な人間たちの思わぬ抵抗の為に全ては水の泡と化してしまい、最後の手段として本来は敵対者である筈の統制者と融合合体し、双頭のアンデッドへと変貌し実体化。
自分たちが生まれた原初の空間にて最後の決戦を展開するが、最終的には4人の仮面ライダーに敗北。
突如として現れた謎の純白の石版(運命や命を弄ばれた人間たちの思いが2人のジョーカーを通じて具現化した?)へと永遠に封印されてしまった…。