黒兄弟
くろきょうだい
『ハリー・ポッター』シリーズの、シリウス・ブラックとレギュラス・ブラックの兄弟が描かれた作品に付けられるタグ。
由来は、ブラック家の兄弟→ブラック兄弟→黒兄弟。
概要
オリオン・ブラックとヴァルブルガ・ブラックとの間に生まれた、純血名家・ブラック家最後の直系。
父親のオリオンはブラック家本家の直系であり、母親のヴァルブルガは元々ブラック家分家出身の従姉弟(はとこ、親同士がいとこ)婚だった。
母方の従姉たちにベラトリックス、アンドロメダ、ナルシッサの三姉妹がおり、三姉妹の子供たちは従姪ないし従甥に、孫は従大甥に相当する。
またアーサー・ウィーズリーとブラック兄弟の両親は再従兄弟(はとこ)に当たり、ブラック兄弟とウィーズリーの子供たちは三従兄弟(みいとこ、親同士がはとこ)に相当する。
ホグワーツ魔法魔術学校在学中はシリウスがグリフィンドール、レギュラスがスリザリン所属。
1、2歳差のため(シリウスの誕生日は11月3日、レギュラスの誕生日は不明)、在学期間も5、6年間と長い間被っていた。
奇しくもシリウスもレギュラスも「遺体なき死」を迎えている。
物語開始時点で既にレギュラスが亡くなっており、シリウスも詳しくは話さなかったため、レギュラスがブラック家の家風に漏れず純血主義者であったのに対し、シリウスは家風に反発して親マグルの姿勢をとっていたため、狂信的な純血主義者の両親からは「レギュラスの方がシリウスよりも良い息子」とされていた、ということ以外に作中で関係性がはっきり分かる描写はなく、ファンの解釈に委ねられている。
ちなみに2人の名前であるシリウス(Sirius)、レギュラス(Regulus)はどちらも恒星由来。
シリウスは全天21個の1等星の中で、太陽を除けば地球上から見える最も明るい恒星。
一方、レグルス(レギュラス)は全天21個の1等星の中で最も暗い恒星である。