曖昧さ回避
- 1605年にスペインのミゲル・デ・セルバンテスによって書かれた小説『ドン・キホーテ』の主人公の本名「アロンソ・キハーノ」。
- 上記のパロディとした、アニメ『星のカービィ』に登場するキャラクター(本稿で解説)。
概要
CV:島田敏
第54話『やりすぎの騎士!キハーノ』で登場。
鎧を着た丸い体型の老人で、「遍歴の騎士」を自称している。
宇宙船から出てくるなり、カービィやフーム、ブンに対して「成敗!」と言いながら、武器を振り回し追いかけるといった、老人とは思えないほどの身体能力をもっている。また、カービィを追いかける途中、デデデとエスカルゴンの乗った車に対して跳びかかり、崖から転落させるといった活躍(?)を見せている。
しかし、戦いは素人そのもので、ソードとブレイドが小手調べに戦った際も、何も考えずに武器を振り回して疲れていた。
そのため、メタナイトからは「かなり変な老人だ」と言われている。
また、メーベルに対しては「ライヤ王女」と呼んでまとわりつき、彼女から嫌がられるも、それを注意したサモを武器で成敗するといった行為も見せている。
フームはキハーノに対して「星の戦士」について尋ねたものの、彼はそのことについて全く知らない様子。
アニメの中盤、キハーノの宇宙船からは、彼やメーベルにそっくりなキャラ(おそらくキハーノの言う「ライヤ王女」と思われる)が描かれた漫画が発見される。また、その漫画のアニメ版では、キハーノが風車と戦う描写があり、それを観たデデデとエスカルゴンは、キハーノに仕返しをするためにホーリーナイトメア社から「魔獣カザグルー」を注文し、彼と戦わせた。
つまり、彼は騎士でもなんでもなく、漫画に影響されて騎士を名乗っているただの老人である。
キハーノは魔獣カザグルーと戦うも苦戦し、さらには鎧が壊れてしまい、意識を失ってしまう。最終的にミラーカービィによってカザグルーは倒されるも、キハーノは現実を突きつけられたことで活力がなくなり、そのまま息絶えた。
…かと思われたが、メーベルが彼を元気づけるために「ライヤ王女」を演じたことで意識が戻って元気になり、その後キハーノは宇宙船に乗って去っていった。