「おれの船への乗船条件は音楽が好きな事!!泣く子も笑うルンバー海賊団の旗揚げだァ!!!」
概要
大海賊時代開始以前に存在していた海賊団。
「泣く子も笑うルンバー海賊団」を標榜している通り音楽が大好きな一団であり、民間人にもさほど被害を与えない穏健なタイプだった模様。
航海の中で逸れたアイランドクジラの子供に出会い、彼らの音楽を好いてついてきたその子を「ラブーン」と名づけ同行させる様になる。
しかし、当時幼かったラブーンに偉大なる航路は危険すぎた為、双子岬のクロッカスに彼を預け、世界を一周しての再会を約束して別れることとなった。
そうして入った偉大なる航路の航海は暫く順調に進んでいたが、ある日船長のヨーキをはじめ十数名の船員が未知のウイルスによる疫病に侵されてしまい、彼らは無念の思いで傷んだ船と共に凪の帯から脱出を試みる形で団を去った。
そして無事だった残りのメンバーは、ヨーキの意志を継ぐ形でブルックを船長代理に航海を再開するも、それから程なくして同業者との戦闘に敗れ、魔の三角地帯で全滅する末路に終わる。
クロッカスがゴール・D・ロジャーの海賊船に乗った理由の一つは、音沙汰のない彼らを探すためであり、その過程で掴んだ「航海の断念」という情報だけを持ち帰るも、ラブーンがそれを受け入れる事は無かった。
唯一の生き残りは「ヨミヨミの実」の能力者で白骨化した体で復活したブルックだけであり、彼は「自分だけは絶対にラブーンとの約束を果たす」という意志を支えに、仲間の遺骨を乗せた廃船で50年近く魔の三角地帯を彷徨い続けていた。
そして、2年前にブルックが麦わらの一味に加入し、船員の遺骨は彼らの故郷の土があるスリラーバークに埋葬された。
全滅の際には一世一代の大合奏を行っており、音貝で残されたその最後の音楽は今なおブルックの頭蓋の中に保管されている(文字通りの意味で)。
なお、ブルックの賞金額はこのルンバー海賊団時代の額がまだ失効していないとのことで、ソウルキング時代のブルックのマネージャーが取り出した懸賞ポスターも生前のモノだった(後に麦わらの一味に入ったことで加算されていく)。