本来の概要
原義はザ・ボスが口にした「世界に絶対的な敵は居ない、相対的な敵が居るだけである(要約)」との発言で、本来は『絶対的かつ統一された正義の観念が存在しない為、人は異なる正義を持って争ってしまう』とする、世界の本質を説いている。
全く別の概要
但し、上述とは別の観念では『その世界の全ての住民が、一致一丸しないとならない敵』とする考えも存在する。
この考えの場合は、以下に分類されると思われる。
パターンA:一切の意志疎通が行えない、相互不理解な害悪
純粋に自分達以外の全てを滅ぼすに通ずる、攻撃性に支配された存在。
概ね、舞台となる世界とは異なる宇宙・次元・世界からの侵略者や、シンギュラリティに達したAI、自然発生した怪異・怪物などがあるが、いずれも「この世界には自分(たち)だけ居れば良い」と考える傲慢の極みな事は共通している。
パターンB:世界平和の為に、敢えて絶対的な敵を演ずる
世界の住民同士の争いを根絶する為『自らが唯一無二の敵』となって、争いの矛先を自分にのみ向けさせるケース。
パターンC:神や超越者による介入
人間の愚かさに絶望、もしくは身勝手極まりない横暴から発生。
前者の場合は「これ以上の愚行は、世界そのものが滅亡してしまう=当事者以外の全てがとばっちりを被る」のを回避する手段であり、必要悪めいた面が少なからず存在する。
だが、後者の場合は「自分を崇めない旧来の生物等は不要」「この世界に興味が失せた」「自分の力を世界に誇示する」、挙げ句は「只の暇潰し」等があり、これらは吐き気を催す邪悪となる。
関連タグ
戦争:絶対的な敵が居ない為に起こる。
ラスボス…大抵はこれに該当する。枚挙に暇がない為、本記事に具体例は記載しないものとする。