ギャイボン
ぎゃいぼん
検索時の注意
pixivのみならず、大手検索エンジンで「ギャイボン」と検索すると、なぜか全く関係のない目のやり場に困る画像がヒットしてしまう。
良い子の皆は必ず「ギャイボン 悪魔城ドラキュラ」と単語を付け加えてから検索するようにしよう。
アニメ版にも登場してからは知名度が上がったため、そのような状況にあう恐れは減ったが油断はできない。
概要
『悪魔城ドラキュラ』のスーパーファミコン版で初登場した敵キャラクター。
名前の由来やモチーフ元が存在しない悪魔城ドラキュラオリジナル。
見た目は両腕に皮膜を持った青紫色の悪魔。空中を縄張りにして縦横無尽に飛び回り、強力な火炎ブレスを吐いて地上の敵をカモにするなど、主に空中戦を得意としている。
また同じく死神直属の悪魔騎士ベリガンとは、時には協力して戦闘を行うこともある。
海外版での名称も『Gaibon』。相方とは異なり、日本版と海外版で名前が統一されている。
初登場した当時の公式攻略本では死神とベリガンとを併せて「魔王三闘士」と呼ばれており、1個体の強大なボス敵として君臨していたが、後のシリーズでは普通にザコ敵に降格している。
なお、相方と共に上司の死神が管轄するエリアに出現する事が多いが、近年ではその限りではない。
悪魔城ドラキュラ(SFC)
ラストステージ『ドラキュラの塔』に登場。ベリガンから続くボス敵3連戦の2番手を務める。
基本的には空中を行ったり来たりして飛び回りながら火炎弾を3発吐いて攻撃してくるが、その後は地上に降り立って落石を起こし、そのまま火炎弾を横直線上に3発吐いてくる。
体力が半分になると身体が赤くなった第2形態に移行。地上での落石攻撃を行わなくなる他、
空中からの火炎弾が巨大化して強化される。なお、火炎弾はしゃがみでは回避できない。
行動パターンは左右移動からの火炎攻撃⇒地上に降りて落石攻撃と決まっているため、
左側の足場から上方向に鞭で迎撃するのが定石。サブウェポン『斧』を有効活用したい。
また火炎弾も落石も鞭攻撃で破壊できるので、地上に降り立った時に同時に攻撃しよう。
岩石が落下する合間を縫って近づきつつ、火炎弾を鞭で掻き消すようにすれば大丈夫だ。
後半戦でも同様に空中移動をしゃがみで回避してから、合間合間に鞭攻撃を叩きこもう。
月下の夜想曲
『月下の夜想曲』にて懐かしの再登場。「錬金研究棟」のエリアボスとして相方のベリガンと共に戦闘となる。
HPは200、なおかつ弱点と耐性は無し。この部分のステータスはベリガンと全く同じである。
攻撃方法は空中から斜め下方向に後退しながら火炎弾を5発吐いてくる。足元が安置。
その後は地上に降りて横直線上に火炎弾を4発吐く。攻撃パターンはこの繰り返し。
火炎弾はしゃがめば当たらず、攻撃する事でも破壊できるので焦らずに対処しよう。
体力が半分以下になると過去作と同様、赤化した第2形態に移行。火炎弾が大きくなる。
更に地上攻撃が破壊不可能な火炎放射に強化されるが、やはりしゃがめば当たらない。
基本的には地上戦担当のベリガンを先に倒すべきなのだが、厄介な事にベリガンを攻撃すると、
仰け反った相方をギャイボンが足で掴んで上方から落とすという協力技を仕掛けてくる。
相方さえ先に倒してしまえばギャイボンが着地する隙を狙って密着してしまえば良い。
リーチの短い武器種でも簡単に仕留める事ができるだろう。なんだか相方より弱いような・・・?
また逆さ城では上司の死神がエリアボスを務める「洞窟」エリアにて再登場。
普通のザコ敵に降格しており、特にステータスが終盤相応に強化された訳でもなく、アイテムも落とさないうえ、相方との協力技を行う事も無い。ボス戦の時と全く同じである。
この時点でアルカードも強くなっているため、もはや敵ではないだろう。好きな方法で料理してやろう。
初登場した当時も言われていた事だが、死神と相方で3体同時に戦った方が良いのでは・・・?
また、「錬金研究棟」エリアに入って直ぐに死神に初期装備を奪われた部屋まで戻ると、なんとベリガンとギャイボンが出現している。しかもこの個体達は1度しか出現しない上に、
エリアボスのベリガン&ギャイボンを倒してしまうと2度と出現しない期間限定のザコ敵である。
しかしある程度ダメージを与えると空を飛んで逃走してしまうため、絶対に倒す事はできない。特に意味のない前哨戦ができるという小ネタなのだが、この時点では十分殺される可能性は高い。
なお、本作のラスボスであるドラキュラは今まで戦ったボス敵の一部を召喚して、そのまま巨大な両手で握り潰す攻撃を行うのだが、その中にはギャイボンも含まれている。
実はこの召喚された敵のHP分だけ、ドラキュラのHP(この場合は+200分)が回復するのだ。
……正直な所、たかが200回復した所で雀の涙でしかないため特に影響はなかったりする。
そもそもギャイボンが召喚されるのは8体のボス敵中、7体目であるため見る事自体少ないかも。
白夜の協奏曲
・・・え?『白夜』にギャイボンなんて出て来た覚えはないって?そう思った貴方は半分正解である。
そう、モンスターとしては登場していない。では一体何処にギャイボンがいるのかと言うと、裏の悪魔城エリア「骸骨魔窟」の背景に白骨化したギャイボンの一部が埋まっているという、いわゆるカメオ出演である。
相方のベリガンも仲良く並んでいるのだが、果たして何人のプレイヤーが気づいたのやら・・・
ちなみに同じく白骨死体だけで出演しているお仲間にはボス敵のメディウサが居る。
蒼月の十字架
『蒼月の十字架』では相方と共に久しぶりの再登場。見た目は『月下の夜想曲』時代と全く変わっていない。
終盤のエリア「裁きの坑道」にのみ出現する。本作から完全にザコ敵の地位に落ち着いた。
弱点は突属性、斬属性、聖(光)属性、石化属性。耐性は闇属性。過去作から弱点が増えている。
協力技と地上攻撃が無くなった他、体力低下後の火炎弾攻撃が火炎放射に変更されている。
攻撃範囲が広がったため、狭い部屋と少ない足場が相まってかなり倒し辛くなっている。
しかし真横と足元が安全地帯なのは変わっていないので、上手く誘導して倒してしまおう。
ドロップアイテムは無し。入手できるソウルの能力は使い魔「ギャイボン」の召喚。
一定の間隔で敵に対して自動的に突進攻撃を行う。そこは火炎攻撃じゃないのかギャイボンよ。
攻撃力はなかなかだが攻撃に移るまでは攻撃判定が無く、また攻撃の間隔自体もかなり長い。
そのままでは微妙な能力だが、相方であるベリガンのソウルも同時に装備して組み合わせると・・・
なんとベリガンの槍投げ能力を使用すると召喚されたギャイボンも一緒に槍を投げてくれるのだ。
ギャイボン召喚中のMP消費を差し引いても実質2倍の戦力になるため非常に使い勝手が良くなる。
ソウルは刀系の武器『くにつな』を『やすつな』に強化するためにも必要となってくる。
刀系の最終強化武器『むらさま』まで強化できれば、攻撃力+94に呪い属性まで付くため、
能力の最大レベル用に3個以上ソウルを入手したら、後は武器合成に回して問題はない。
・・・最も刀系の武器とギャイボンとの相性はあまり良くはないのだが(大剣や槍などの方が良い)。
闇の呪印
相方と共に初3D化。更には時系列上、最も過去の時代に登場したギャイボンでもある。
蝙蝠らしかった従来の姿とは異なり、中型の翼竜またはガーゴイルの様な見た目をしており、
また体色の青紫色が灰色に変更された他、相方のベリガンと同様に面構えも凶悪化している。
空中のザコ敵達の例に漏れず、このギャイボンも本作ではかなり強化された難敵だと言える。
主な出現場所は『モータヴィア水道橋』『アイオローン遺跡』『ドラキュラ城』。
またザコ敵達と連続して戦う特殊エリア『久遠の塔』と『永劫の塔』にも出現する。
基本的な仕様はハーピー系統の飛行型モンスターと共通しており、攻撃方法もほぼ同じ。
ベリガンと同時に出現するエリアもあるが、過去作の様に協力して攻撃を行う事はない。残念。
弱点は風属性と光属性。耐性は闇属性。尚、風属性は数が少なすぎるため、無視して問題ない。
攻撃方法は頭上から勢いよく突進しながら両脚で掴みかかり継続ダメージを与えてくる他、
過去作では口から吐いていた火炎弾が、緑色のリングビームを発射する攻撃に変更されている。
盗めるタイミングはこのビーム攻撃時のみ。ビーム攻撃の頻度がなかなか低いのが地味に厄介。
急降下突進や滑空を避けた後の隙を狙い、なるべくリーチの長い槍系の武器種などで挑もう。
ドロップアイテムはHP回復アイテム『ピロシキ』のみ。回復量は+250となかなか優秀。
遂に実装された固有のドロップアイテムだが、レアドロップのため狙って量産するのは難しい。
またリングビームを発射している時に盗めるスティールアイテムはお金『$50』。
全てのレベル帯で入手可能なアイテムは変わらないが、態々小銭目当てに狩る必要は薄いかも。
元々倒し難い相手なので怪物図鑑のアイテム枠を埋めた後は、無視しても全然構わないだろう。
ギャラリーオブラビリンス
『ギャラリーオブラビリンス』でも相方と(ry。見た目や性質も『蒼月の十字架』の仕様と全く同じ。
悪魔城エリア「刻死塔」にのみ出現。位置的には中盤のザコ敵扱いだが強さは据え置き。
弱点は剣(斬)属性、聖(光)属性、石化属性。耐性は闇属性。ドロップアイテムは無し。
『闇の呪印』にて、せっかくドロップアイテムが実装されたのにまた没収されてしまうとは・・・
出現場所も限られているし狩る必要も全くないため、蒼月以上に影が薄くなってしまった。
蒼月時代もかなり戦いにくかったが本作では更にギミックだらけの時計塔エリアのため、
狭いフロアと不安定な歯車などの足場の上で戦う場面が多くなり余計に苦戦する羽目に。
当然真下は大ダメージ必死のトゲトラップだらけなので、戦い易い場所まで誘導しよう。
最もドロップアイテム持ちのベリガンと違って、この際無視して逃げても特に問題はない。
Harmony of Despair
『Harmony of Despair』DLCステージ第9章『蠅の王』にのみ登場。基本的な性質は『蒼月の十字架』から変化なし。
弱点は打属性、斬属性、突属性、雷属性、光属性。耐性は炎属性、氷属性、闇属性。
弱点と耐性は両方とも増えているが、ここでもドロップアイテムは実装されなかった。
本作では無視して逃げる行為は得策ではないため、例え面倒でも倒していく必要がある。
やはり戦いにくい場所での戦闘を強いられるが、過去作と比べれば対処法も増えている。
また相変わらず接近しないと攻撃行動には移らず、真下に対する攻撃能力にも乏しいため、
接近戦でも足元から攻撃すれば大丈夫。しかし高難易度では遠距離から体力を削りたい所。
地形に埋まって攻撃できない場合もあるが、戦い易い場所まで誘導した方が安全に戦える。
余談
ベリガンとは登場している全ての作品で共演しており、その相性も見える限りでは良好。
『月下の夜想曲』ではベリガンの体を颯爽と掴んで受け止めそのまま反撃に転ずる等、
非常に息の合った正にピッタリなコンビなのだが・・・プレイヤー側から見た相対的な強さは、
初登場した『悪魔城ドラキュラ(SFC)』の頃からベリガンの方がよっぽど厄介と言える。
ちなみにベリガンがカモにしているのは空中の敵であり、ギャイボンは空中戦を得意とする。
またベリガンは魔槍の使い手であり、ギャイボンと比較的相性の良い武器は槍である。
そして安定してドロップアイテムがあるのはベリガンの方であり、ギャイボンには無い。
・・・何だか力関係も優遇度もベリガン寄りな気がしなくもない。本来は対等なはずなのに・・・