概要
フランシス・フォード・コッポラ監督。もともとはジョージ・ルーカスがジョン・ミリアスと企画を進めていたが、『STARWARS』の制作にあたって譲り渡した。
原作はアフリカを舞台にしたジョゼフ・コンラッドの小説『闇の奥』。
『フルメタルジャケット』の100倍は本気で作られた戦争映画の傑作。
間違っても同作のスタッフが役者を本気で殴って泣かせてそれを撮影することはなかっただろう。
でもこいつらはマジでやった。今なら提訴モンである。
戦争映画の名優リー・アーメイの銀幕デビュー作でもある。
有名な場面と言えば、映画前半での『ワルキューレの騎行』のBGMに乗せてベトコン拠点をUH-1ヘリで攻撃する戦闘シーンである。そしてキルゴア大佐の「朝のナパームの匂いは最高だ!」も同時に広く知られる台詞である。
あらすじ
ベトナム戦争真っ只中、ウィラード大尉は軍上層部から元グリーンベレー隊長のカーツ大佐の抹殺を命じられた。彼は戦線を離脱して、カンボジアの奥地で独立王国を築いていた。哨戒艇に乗って部下を引き連れて目的地へ向かうウィラードは、戦争によって狂気と化した戦場の人々を目の当たりにし、カーツの資料を読みながら彼に共感を覚えていた。ほとんどの部下を失いながら王国に辿り着きウィラードは、ついにカーツと対面する。
キャスト
ウォルター・E・カーツ大佐:マーロン・ブランド
ベンジャミン・L・ウィラード大尉:マーティン・シーン
ビル・キルゴア中佐:ロバート・デュヴァル
ジェイ・“シェフ”・ニックス:フレデリック・フォレスト
ランス・B・ジョンソン:サム・ボトムズ
タイロン・“クリーン”・ミラー:ラリー・フィッシュバーン
ジョージ・“チーフ”・フィリップス:アルバート・ホール
ルーカス大佐:ハリソン・フォード
コーマン将軍:G・D・スプラドリン
報道写真家:デニス・ホッパー
スタッフ
監督・製作:フランシス・フォード・コッポラ
脚本:ジョン・ミリアス/フランシス・フォード・コッポラ
音楽:カーマイン・コッポラ/フランシス・フォード・コッポラ
撮影:ヴィットリオ・ストラーロ
編集:リチャード・マークス/リサ・フラックマン/ジェラルド・B・グリーンバーグ/ウォルター・マーチ
提供:ゾエトロープ・スタジオ
配給:ユナイテッド・アーティスツ(1979年)/ミラマックス(2001年)
日本配給:日本ヘラルド映画