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ハーメルンのバイオリン弾き(アニメ)の編集履歴

2022-06-12 12:51:47 バージョン

ハーメルンのバイオリン弾き(アニメ)

はーめるんのばいおりんひき

ここでは、「ハーメルンのバイオリン弾き」の漫画版の原作との違いについて解説する。

概要

1996年10月2日から1997年3月26日まで全25話がテレビ東京系で放送されたが、プロデューサーの意向で当時人気だった某SFアニメのノリを持ち込んだため、ストーリーは原作とは全く異なるオリジナル展開を見せ、ギャグがなく徹頭徹尾シリアスなものとなっている。キャラクターたちの性格もかなり改変されており、全体的に暗く病んでいる感じが強調されている。

 アニメ版のテーマは「人間賛歌に対する痛烈なアンチテーゼ」であり、笑いの要素など皆無な視聴者の心を抉る展開が連発する。結末もメリーバッドエンドどころじゃないほぼバッドエンドと言う、某セールスマン漫画に近い内容になっていた。

当然、原作ファンからは意見の分かれる作品となっている。

前述の改変もあってか視聴率が振るわず、1997年9月まで放送予定だったのが早い段階で半年短縮が決定した。

 ただ、原作から離れた一つの作品として見てみると、高品質な鬱アニメとして蛇足なくちゃんと完結している作品でもあり、現在でも一定の評価は得ている。

なお、その前に作られたドラマCDや劇場版は原作寄りである。

当初は「怪盗セイント・テール」の次番組として朝日放送テレビ朝日系木曜日夜7時半枠で放送する予定だったが、テレ朝の改革によるジャンル平均化に伴う不採算アニメ枠整理と海外投資家とのお家騒動の影響で廃枠となり、テレビ東京へ移籍となった。


登場人物

主要人物

ハーメル

原作と比べて大人しくフルートに優しい。

フルート

原作と比べ控え目で普通の少女。

オーボウ

本当の姿が原作より先に出ているが、あちらと比べて若くスマートになっている。

ライエル

少しトラブルメーカーになっている。

トロン・ボーン

原作よりしっかりしている。

その他

サイザー

悪役で、最後は全てを失い何処かに旅立つ。

クラーリィ・ネッド

女王コンやシスコンがない。

コル・ネッド

完全シリアス。

リュート

死んでおらず生きたまま操られており、最後は生還している。

ケストラー

天使と悪魔のハーフで妻を心から愛していた。


主題歌

オープニングテーマ

「MAGICAL:LABYRINTH//」 (第2話 - 第12話)

作詞・作曲 - 高見沢俊彦 / 編曲 - 上野圭一 / 歌 - Skirt

「未完成協奏曲」(第13話 - 第24話)

作詞 - 冬杜花代子 / 作曲・編曲 - 田中公平 / 歌 - 錦織健

エンディングテーマ

「傷だらけのツバサ」(第2話 - 第12話)

作詞 - 池谷ひろ氏 / 作曲・編曲 - 藤尾領 / 歌 - IKEBUKURO

「太陽と月に背いて」(第13話 - 第24話)

作詞・作曲 - 山口由子 / 編曲 - 中村修司 / 歌 - 山口由子


関連タグ

ハーメルンのバイオリン弾き アニメ/アニメ版

賛否両論 バッドエンド

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