ぞくぞくヒーローズ(英語表記:*ZOK ZOK HEROS*)はメディアファクトリーにより発売されたゲームであり、ジャンルはRPGである。
データ
発売日 | 2000年8月4日(金) |
対応機種 | ゲームボーイカラー専用(後述) |
ジャンル | RPG |
プレイ人数 | シナリオ1人、バトル2人 |
概要
システム
このゲームは同梱の「フルチェンジャー」を利用し、ブライトヒーローと呼ばれるヒーローになるためのスーツを着用して、敵である怪人などと戦わなければならない。
このゲームで変身できるヒーローは70種類で、変身するにはフルチェンジャーを三方向に振ることにより宇宙文字を描写し、本体に送信しないと登場しない。フルチェンジャーと本体の連動で赤外線通信を利用する必要がある。そういった理由からゲームボーイカラー専用の作品なのである。
物語のポイント
主人公(男/イッペイ、女/ミナ)を操作し、フルチェンジャーで宇宙文字を描写し、ゲームボーイカラーの赤外線部分に当てると、ヒーロー二変身できるスーツが入手できる。それを着ることによりブライトボーイ/ブライトガールが誕生する。
そして正義の味方となった主人公は、街などに生息する悪の集団とされるギャラクタス軍団の敵である戦闘員や怪人などを倒して、ゲームを進行させないといけない。
主人公が戦う理由は、さらわれた父親を助けるためと祖父に言われたためである(なお、それが事実であるかどうかは状況からして不明である)。
バトル
バトル中の変身について
バトル中のHPゲージが赤色になったとき、バトル中に別のヒーローに変身すると最大HPの50%ぶんを回復する。しかし、この際フルチェンジャーを操作する必要があり、失敗すると一回休みとなる。また、同一の戦闘において同じ姿に変身することはできない。
オートチェンジ
宇宙文字のサインを10回連続成功すると可能となる、いわば必殺技である。
HPが0になると、1度だけ復活。
属性
このゲームのヒーローや怪人には6つの属性が存在する。
メタル:主に金属的な姿をしている属性。
フレア:主に炎攻撃が得意な属性。
スピード:主に素早い動きができる属性。
エレキ:主に電気攻撃が得意な属性。
バイオ:主に動植物などの姿をしている属性。
リキッド:主に水系の攻撃が得意な属性。
戦闘員は無属性(ポケモンで言えばノーマルタイプ)で、二属性を併せ持つ怪人も登場する。
属性の相性
ポケットモンスターの相性とは異なるため、プレイの際には注意が必要である。
<相性表>
〇:よく効く/☓:あまり効かない
↓攻撃属性→防御属性 | メ | フ | ス | エ | バ | リ |
メタル | 〇 | ☓ | ||||
フレア | ☓ | 〇 | ||||
スピード | ☓ | 〇 | ||||
エレキ | ☓ | 〇 | ||||
バイオ | ☓ | 〇 | ||||
リキッド | 〇 | ☓ |
そのほか
GBA以降でどうにかプレイ出来ないか
通常、GBC専用ソフトはGBAでも遊べるが、この作品はGBCにあってGBA以降にはない赤外線ポートを用いるフルチェンジャーがゲーム進行に不可欠なので、赤外線ポートが無いゲームボーイプレーヤー、ゲームボーイアドバンス、ゲームボーイアドバンスSPなどでプレイするには、PARなどの機器で無理矢理誤魔化すしか無い。また、赤外線アダプタはフルチェンジャーに対応していないため、取り付けても無駄。
何かのきっかけで、Joy-Conというフルチェンジャーに見立てるのに丁度いいコントローラーがあるSwitchでリメイクされるのであれば、話は変わってくるが……
ゲームソフトの入手方法
中古のゲームショップで販売していることもあるが、攻略本は希少価値が高く、オークションでないと手に入りにくい。
そのほかのまめ知識
その特異な仕様から、TAS動画はマトモに制作されていない。前述の通りマトモにプレイ出来るのはGBC実機のみであり、ステートセーブやフレーム送りといったTAS制作に必須とされる機能を持つエミュレータではほぼ出来ない状況にあることが一番の原因かもしれないが、ゲーム自体がマイナーであったため、解析する人間が少なかったなどの理由もありそう。
各種メディア
このゲームのコミカライズが「コロコロコミック」「小学三年生」及び「小学四年生」に掲載されていた。
コロコロ版の作画はキャラデザを担当した樫本学ヴ本人が担当。
ギャグ漫画となっており、殆どのキャラが未登場である。
小三・小四版の作画はまつやまいぐさが担当。
どちらも単行本化は未だされていない。
関連タグ
ブライトヒーロー メディアファクトリー 樫本学ヴ レトロゲーム ゲームボーイカラー