概要
アクセルの街が存在する『ベルゼルグ王国』の第一王女で、フルネームは“ベルゼルグ・スタイリッシュ・ソード・アイリス”。
9月6日生まれの12歳。
人物
王族らしい気品と、どことなく儚げな印象を持つ金髪碧眼の美少女。
兄に第一王子ジャティスがいるが(名前のみの登場。Web版ではいない)、王族故に疎遠な事から寂しい思いをしていた。
初対面でタメ口を利いたカズマを無礼者呼ばわりするが、その後、逆に気に入って強引にカズマを王都へ連れて来てしまう。
カズマに懐いてからは「お兄様」と呼んで慕う様になり、笑顔も増えワガママを言ったりするなど、歳相応の少女らしい部分を見せる様になった。
…が、その一方でカズマの言動に影響され、クレア曰く「ダメなところが似てきている」。
巷で噂の銀髪盗賊団の仮面の男に、王族が代々伴侶となる相手に渡す指輪を奪われるが、カズマがプレゼントしてくれた子供向けの指輪を代わりに宝としている。
王族にしては庶民的な所があり、カズマから聞かされた主に日本におけるあからさまな嘘っぱちの作り話を、何の疑いもなく信じてしまう所がある。
また隣国への道中ではカズマが作ったチャーハンや餃子、アクアの作ったツナマヨごはん、めぐみんの作ったザリガニ料理(表向きはロブスター料理)の味まで教え込まれ、舌も庶民的に。
スピンオフ作品ではカズマから聞いた義賊や水戸黄門の話に興味を持ち、お忍びでアクセルの街に赴いて『チリメンドンヤの孫娘イリス』と名乗り世直しを行おうとしたり、めぐみんがリーダーを務めるパーティー(=銀髪盗賊団の下部組織)に加わったりした。
強さ
王族が勇者の血を引いている事や、勇者の残した聖剣『なんとかカリバー』を所持している事もあり、作中最強クラスの戦闘力を誇る。
見通す悪魔バニルの目でも、ハッキリとは見通せない程。
隣国エルロードでは金鉱山に住み着いた黄金竜を単独で撃破し、『ドラゴンスレイヤー』の称号を得る。
なお戦闘時は、ドレスから動きやすい服装に着替えている(動きやすさも考慮している為か、頭・鎖骨辺り・太ももが露出した薄着ミニスカ甲冑といった様相である)。
技
- エクステリオン
聖剣の所有者だけが放てる、見えない斬撃を飛ばす必殺技。一撃熊などの大物も、一振りで真っ二つに出来る。
- セイクリッド・ライトニングブレア
暴風と共に、白い稲妻で敵を薙ぎ払う攻撃魔法。ゴブリンの群れを一屐で全滅させた。
- セイクリッド・エクスプロード
聖剣でのみ放てる最強の必殺技。黄金竜を一振りで屠る。
ちなみに初使用時に、『爆裂魔法(エクスプロージョン)』と名前が似ている事が気に食わなかっためぐみんから、「爆裂魔法のパクリ」だ何だと延々と難癖をつけられた。
他の登場人物との関係
カズマ
優しくて面倒見の良いカズマのことを「お兄様」、「お兄ちゃん」と呼んで慕っている。
カズマの影響で、勇者の末裔に相応しい王女に成長する。
めぐみん
アクセルの街で再会した際に、団員を募集していためぐみんの盗賊団に下っ端として入団する。
その後も、ちょくちょく一緒に冒険に行くなど気の合う友達だが、共にカズマに好意を寄せているためケンカする事もある。
めぐみんと同じく友達で冒険仲間。初めは身分を隠して接していた。
自分の身分を打ち明けた際、ビビっていたゆんゆんに「今まで通り、どうか私のお友達でいてください」と声をかけ、その後も以前と変わらずに付き合っている。
公爵令嬢のダクネスは、王女のアイリスにとって家臣の筆頭。幼い頃は、ダクネスに稽古をしてもらっていた。
カズマの影響で以前の生真面目さが抜け、頭が柔らかくなっている事に驚く。
クレア
ダクネスと同じ公爵令嬢のクレアも家臣の筆頭。
普段は護衛を任せていて、生真面目すぎる面を心配している。
たまに、度を超したロリコンぶりに引く事がある。
下級貴族の令嬢であるレインにも、クレアと同じく普段は護衛を任せている。
世間知らずなクレアに比べれば常識的。
バニル
アクセルの街へお忍びで世直しに行った際に、水戸黄門のハチベエ役になる事を依頼し、一日主となる。
その後再会した時も、「ハチベエ」と呼んで慕っていた。
元々は、アクアが異世界転生させた日本人が持っていたチートアイテムの1つにして、自我を持ち話す鎧。
女好きの為か、最終巻の17巻ではいつの間にかアイリスを主に選んでいた。
人気
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