これはお前の物語だ
『ファイナルファンタジーX』(FINAL FANTASY X)に登場するキャラクター。
CV石川英郎(後にスコール・レオンハートやケット・シーを演じる)
概要
ティーダをスピラに導いた人物であり、世界を救った英雄の一人。物語中にも「伝説のガード」と呼ばれているため有名人。ドナのガードであるバルテロはアーロンに憧れてガードになった。
また主人公のパーティの中で唯一の旅の真実とエボン教の闇の部分を知る人物。
実は死人であり、ゲーム開始時以前に命を落としている。物語の最終盤に入って判明する事実であるが、その前にも『異界は気に食わん』と言って入るのを拒否したりとそれとなく匂わせる伏線はある。
他のメンバーが人々に死をもたらす『シン』を倒して生き続けようとする目的に対して、アーロン自身は昔の因果に決着をつけて自分の物語を終わらせる為に旅をしている。
ブラスカのガードとして共に旅をしていたジェクトとは当初は彼の豪快且つ無鉄砲な性格ゆえに反りが合わず生真面目なアーロンはなにかとジェクトと反目し合っていたが、苦楽を共にする内、最終的には親友という関係になるまでに打ち解けた。ジェクトも祈り子になる直前に唯一の心残りである息子・ティーダの後見人となるようアーロンに頼むなど、2人の友情は深い。
発売してしばらくは非常に人気が集中したキャラクターであり、主人公を抜いてキャラクター人気1位になることもしばしばあった。
現在もシリーズ全体を通して根強い人気を誇っている。
外見・性格
短髪の黒髪に、所々に苦労を匂わせる白髪が生えている。目元はサングラスが覆い、右目には縦に傷跡がある。
衣服は赤い着物をアレンジをしたようなものを着用しており、左手は袖を通しておらず、胸元から出している。襟もとは高く、顔半分が隠れてしまっている。腰元には徳利を下げている。
年相応以上に落ち着き払った性格をしている。
元々はやや生真面目且つ現在のティーダに通ずる所もある青臭い熱血漢であったが、過去の事件を境に後悔の念の入り混じった今のような態度になってしまった。
なお、死人にも拘らず年を取っているのは「そういうタイプの死人もいる」からとのこと。
戦闘能力
スフィア版の育て方にもよるが、道なりに進んでいけば素早さが劣る半面、HP、攻撃に優れた能力を持つ重戦士タイプになる。
使用武器は太刀で、硬い相手に対して有利に戦える。七曜の武器は「正宗」(設定上の理由から唯一HPが減っているほど攻撃力が上がる仕様になっている)
また覚えるアビリティも「アーマーブレイク」や「メンタルブレイク」など敵の能力を低下させるものを覚え、ストーリー進行の助けとなる。
オーバードライブはストーリーの途中に落ちているスフィアを拾えば、使用可能なオーバードライブが増えていく仕組みとなっており、比較的簡単にすべて覚えることも可能である。
関連イラスト
