徳利とは、酒(普通は日本酒)を入れる、陶製・金属製・ガラス製などの細高く、口のすぼんだ器。銚子。とくり。「とっくり襟」の略。
泳げない人のことを「徳利」と呼ぶのは、息継ぎが出来ず沈んでいく態が水中に徳利を入れた時と似ているためである。
謎マナー
大抵の徳利には注ぎやすいように注ぎ口が作られている。しかし2018年8月、バラエティ番組「くりぃむしちゅーのハナタカ!優越館」にて、「注ぎ口は使わず反対側から注ぐ」のが正しいマナーだと放送され、インターネット上で物議を醸した。
理由として
・注ぎ口を上に向けた形が仏教の「宝珠」の形に見えるため
・注ぎ口は「円(縁)の切れ目」という語呂から縁起が悪いため
・戦国武将を暗殺するため注ぎ口に毒を塗ることがあったため(なお徳利から直接酒を注ぐようになったのは江戸時代後期からと言われている)
などが挙げられている。
これはテレビ局による捏造というわけではなく、窯元や酒造関係者も「出自は不明だが、聞いたことがある」と答えており、インターネット上でもYahoo!知恵袋にて2004年の時点でそういった話題が取り上げられている。
ただし窯元や酒造関係者もそういった事実を踏まえたうえで「積極的に啓蒙する気は無い」「楽しく飲めればそれでよい」と答えている。