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宝珠

ほうじゅ

宝の珠(たま)。球形に成形された宝石や、ボール状の宝物のこと。 西洋の「帝国宝珠」と、仏教圏の「如意宝珠」に大別される。
目次 [非表示]

宝珠とは、宝物の一種である。


概説編集

名前通り、宝の珠(たま)。

鉱物でできたものは宝玉とも言い換えられる。


西洋東洋でその意味合いが二分される。


西洋の「宝珠」編集

キリスト教圏における象徴的な宝物。

ラテン語で【globus cruciger】、英語でorb、ドイツ語でReichsapfelと呼ばれる。

球体の上に十字架が刺さっており、球体も帯状の物体で巻かれている。


世界そのものを具現化した物体であり、これを手に持つ、あるいは足元に置くことで、世界を支配していることを暗示する動作となる。

十字架が刺さっていることは、すなわちキリスト教の神による世界統治を意味し、統治者が神の教えを敬虔に遵守し、その徳と恩寵を以て地上を治めていることを意味している。


西洋の王権象徴の宝物であるレガリア」【regalia】の一つに組み込まれ、「帝国宝珠」と呼ばれ欧州諸国の王権の象徴的な宝物として伝播していくことになった。


現代でも各国の博物館や宝物館に、かつてのレガリアたちとともに保管されている。


東洋の「宝珠」編集

鉱石を球形に削った宝物を指す。

古代中国圏を中心に、球形に成形した宝玉には霊力が宿ると信仰され、神仙の持物として貴ばれてきた。


やがて仏教が伝播すると、仏教の尊格たちの持物として如意宝珠が登場し、仏教教理の象徴の一つとして根付いていく。

多くは仏像の持物として、また寺社仏閣などの建築物の頭頂部の装飾として広まっていった。


関連タグ編集

宝物 財宝 宝石

神器

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