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ヘッドロックの編集履歴

2022-07-16 01:43:05 バージョン

ヘッドロック

へっどろっく

プロレスの絞め技の一種。別名は頭蓋骨固め(ずがいこつがため)、ヘッド・チャンスリー (head chancery)。単に「ヘッドロック」と称する場合は、相手の頭を脇に抱えて締め上げるサイド・ヘッドロック (side headlock) のことを指すことが多く、サイドヘッドロックはリバース・チャンスリー (reverse chancery)、サイド・チャンスリー (side chancery) とも呼ばれている。

概要

頭を脇で抱えて腕力で締め上げる技の総称。プロレスにおいては新人が最初に学ぶべき、最も基本的な技の一つであり、派生技や連絡技、返し技も多数存在する。


第二次世界大戦以前の黎明期には[フィニッシュ・ホールド]]としても使用されていたが、技が多様化するごとに痛め技、つなぎ技としての使われ方へと移行した。


新人レスラーはこのヘッドロックドロップキックボディスラムで試合を組み立てられるようになることが第一歩となる。


サイド・ヘッドロック

センシティブな作品ヘッドロックの最も基本的な形。相手の後頭部に左腕を回して巻き付け、頭を自らの胸に抱え込んだ状態で右手と左手を組み、締め上げることで、顔面やコメカミ、頸部を圧迫して苦痛を与える。必ず左脇に抱えるのがプロレス界のお約束。


ロックアップ(カラー・アンド・エルボー)から移行したり、打撃で痛めつけてから相手を前かがみにさせて仕掛けたりする事が多い。


著名な使用者は”ザ・ストラングラー”エド・ルイス、"ホッジ・ヘッドロック”ダニー・ホッジ等。

ヘッドロック・バリエーション

グラウンド・ヘッドロック

センシティブな作品倒れた相手に仕掛けるサイド・ヘッドロック。総合格闘技でも吉田秀彦などが得意とする。


フロント・ヘッドロック

がぶり状態から仕掛けるヘッドロックで、スタンディング、グラウンドどちらの形もある。

センシティブな作品同じ形から顔面ではなく頸部を狙うとフロントチョーク(フロント・スリーパーホールド、フロント・ネックロック)、頸椎を狙うとフロント・ネック・チャンスリー(フロントネックロック)になる。


ブルドッギング・ヘッドロック(ブルドッグ)

考案者はカウボーイ・ボブ・エリス。相手を牛や鹿等に見立て、頭をヘッドロックで掴んだままねじり倒す(=ブルドッグ)ヘッドロックで、カウボーイギミックのレスラーに使い手が多い。スタンディングのサイド・ヘッドロックの状態から助走をつけてジャンプし、相手を抱えたまま仰向けに倒れこんで相手の顔面をマットに叩きつける。


日本ではブルドッングと誤った表記をされることも多い。日本人の著名な使い手はラッシャー木村越中詩郎中西学菊タロー(ただし失敗ムーブ)等。


センシティブな作品相手をロックせず髪の毛や後頭部を掴んで顔面を叩きつけると「フェイスクラッシャー(ワンハンドブルドッグ)」になる。


ヘッドロックからの移行例

・顔面への打撃

パンチや膝、凶器による打撃を繰り出す。コーナーポストに叩きつけることも・

ツープラトン

タッグマッチの場合、ヘッドロックで相手を捉えてパートナーが攻撃する。または自軍コーナーに連れていき、タッチしつつツープラトン技に移行する。

首投げフライングメイヤー

スタンディングのサイド・ヘッドロックから自分の腰に相手の腰を乗せ、捻り倒す。

ネックブリーカー

フロント・ヘッドロックで相手を抱えた状態から、自分の首を相手の首の下にくぐらせるように回転して相手と背中合わせになり、相手の頸部を痛めつける。

ブルドッギング・ヘッドロック

上記参照

タイガースピン

初代タイガーマスクが考案。サイド・ヘッドロックに抱えた後、自ら回転して右脇抱えに移行→相手の左手を取りつつ更に回転を続けてバックを取る→そのまま回転しつつ倒れ込み、蟹挟みを仕掛けて左脚を決める、というムーヴを高速で行う。

類似技

スリーパーホールド(裸絞) 背後から組み付き、顔ではなく頸部を圧迫する。

フェイスロック  スリーパーホールドのように相手の背面から顔面を締め付ける。


ヘッドロックの返し技

・首を抜いてバックを取る

ムーヴとしては定番。ヘッドロックをかけ返すムーヴもあり。

・ハンマースロー

こちらも定番。相手をロープ際まで押し込み、ロープの反動を利用して首を抜きつつ判定のロープへと振る。

バックドロップ

ヘッドロックを得意としたエド・ルイスの弟子だった"鉄人”ルー・テーズが考案。ヘッドロックをかけさせた状態から相手の背後へ回り込み、反り投げる。

ワンハンド・バックブリーカー

バックドロップの要領で相手を抱え上げた後、相手の背中を自分の膝の上に落とす。

・ラテラル(抱分

軸をずらして座り込みながら相手の足を払い、倒す。


関連タグ

プロレス技

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