概要
三重県を放送対象地域として地上波デジタルテレビジョン放送を行うテレビ局。略称MTV。1969年12月1日開局。
津市渋見町に本社がある。
放送局概略
番組供給系列 | 全国独立放送協議会 |
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略称 | MTV |
コールサイン | JOMH-DTV |
コールネーム | みえてれびほうそうデジタルテレビジョン |
リモコンキーID | 7 |
親局 | 津27ch |
番組編成の特色
1983年からは主にテレビ東京の番組を多く購入して放送している。ピーク時には放送時間の3割以上を占める事もあったが、TXNマストバイ局のテレビ愛知が開局するとネット受けが制限され、独自色を深めていった。現在はテレビ東京系と同時ネットをする番組は殆ど無い。この辺りは岐阜放送と対照的である。
放送時間は午前4時台開始、翌日午前3時台終了と比較的長いが大半が通販番組である。
独立局という性質上経営的に厳しく、全国区の芸能人が出演する番組はほとんどない。大阪や名古屋に拠点を置くタレントの出演も少ない。
民放では珍しく定期的にマルチチャンネル編成を行っている。主に平日の朝から夕方まで実施しているが、夕方にアニメ番組の枠があるため、この時間帯に放送されるアニメをハイビジョンでは視聴できない。最近ネットを始めた「妖怪ウォッチ」も例外ではない。ただし日中は通販番組か他局の昔のドラマの再放送なのでさして問題にはならない。
UHFアニメについてはテレビ愛知が多くのUHFアニメの放送権を持って行ってしまうために年間で放送される本数は10本あるかないか程度である。
ただし「銀河機攻隊マジェスティックプリンス」に関してはテレビ愛知が放送権を獲得したにもかかわらず並行ネットを行った。
「東・名・阪ネット6」を結成していた頃に「ええじゃないか」という旅番組を制作し、一部の独立局で放送されていた。
2022年には「ビスケットブラザーズの行けばわかるさ!~三重街道中ひざくりげ~」という番組を制作。BSよしもととの共同制作のため全国で見られる。
受信可能地域
三重県全域と愛知県の沿岸部、岐阜県のごく一部。アナログ放送の頃は愛知県の奥三河地域をのぞくほぼ全域で受信できたため、三重県域局でありながら愛知県向けのCMや番組を放送していた。
デジタル化により指向性が強められ、区域外受信可能地域は狭まったが、今でも愛知県内のケーブルテレビ局で区域外再放送が行われている。ただし東三河・奥三河地域ではNHK三河一宮局が27ch(垂直偏波)で送信しているために直接受信は不可能である。
逆に三重県内でも愛知県との県境に近い桑名市ではもともとアンテナを名古屋方面にしか向けていない世帯が多々あったため、NHK津放送局と共同で、三重県の局だけ中継する中継局を県境に近い場所に建てている。デジタル化前でも中京テレビがUHF帯で放送していたため、チャンネルさえ合わせれば見てもらえるようにはなっていた。
その他
- 開局当初はテレビ局であるにもかかわらずスタジオを作る計画がなかった。しかし「スタジオがないのはテレビ局として如何なものか」というまともな感覚を持った人が居たためか、会議室を無理やり改造してスタジオにしたらしい。現在はちゃんとしたスタジオを持っている。
- アメリカの音楽専門テレビ局MTVが日本でも放送を開始する時に三重テレビに「MTV」の使用申請許可を求めたという噂がある。三重テレビは先述のように1969年に開局、アメリカのMTVは1981年に開局している。
- 中日新聞系列のテレビ局で、中日新聞関連会社、東海テレビなどの資本が入っており、岐阜新聞系列の岐阜放送と協力することは殆ど無い。
- 独立局の常として、通販番組の放送時間が非常に長い・・・にも関わらず、放送割合としては50%を必ず切る。総放送時間が31時間超/日のため。
- アナログ時代、親局が33chで送信していたことから、先代ロゴは「33」を赤青緑に塗り分けたものだった。