グリーンライン
ぐりーんらいん
概要
元は『横浜市営地下鉄4号線』の計画で横浜環状線の一部として構成する路線で、2008年に中山駅~日吉駅間、13.1kmが開業。開業当初は利用者数が予測よりも少なく先行きを心配されたが、年を追うごとに利用者を着実に増やしていった。因みに英語での略称はGLだが勿論、あれではない。
リニア地下鉄で、車両は10000形の4両編成。ワンマン運転。各駅停車のみの運行だが、開業当初から行き先表示に種別の「普通」を表示している。ブルーラインの快速運転に合わせたのだろうか?
尚、10000形は将来、6両化工事が行われる予定となっている。<1>
2019年(令和元年)度の1日平均乗降人員は295,573人で当初こそ、下回ったが現在は利用者が増加している。
駅一覧
駅番号 | 駅名 | 読み | 乗り換え路線 |
---|---|---|---|
G01 | 中山 | なかやま | JR横浜線 |
G02 | 川和町 | かわわちょう | |
G03 | 都筑ふれあいの丘 | つづきふれあいのおか | |
G04 | センター南 | せんたーみなみ | ブルーライン(B29) |
G05 | センター北 | せんたーきた | ブルーライン(B30) |
G06 | 北山田 | きたやまた | |
G07 | 東山田 | ひがしやまた | |
G08 | 高田 | たかた | |
G09 | 日吉本町 | ひよしほんちょう | |
G10 | 日吉 | ひよし | 東急東横線、目黒線 |
駅名について
あまり知られていないが、難読と言うほどではないが駅名の読みが他の鉄道と少し変わっている。
例えば北山田や東山田に見られる「山田」と言う字は、一般的に「やまだ」と読むことが多いがこの路線ではいずれも「やまた」と読み、濁らない。
これは高田も同じで、「たかだ」と読まず「たかた」と読む(ただし日本には複数個所高田とつく駅があるが、当路線以外にも「たかた」とよむ駅はある。)。
日吉本町の「本町」も「ほんまち」ではなく「ほんちょう」と読む。
利用状況
グリーンライン全駅合計1日平均乗降人員
年度 | 合計乗降人員 |
---|---|
2008年(平成20年)度 | 143,552人 |
2009年(平成21年)度 | 186,150人 |
2010年(平成22年)度 | 208,178人 |
2011年(平成23年)度 | 218,554人 |
2012年(平成24年)度 | 233,638人 |
2013年(平成25年)度 | 251,634人 |
2014年(平成26年)度 | 258,304人 |
2015年(平成27年)度 | 271,278人 |
2016年(平成28年)度 | 280,998人 |
2017年(平成29年)度 | 287,694人 |
2018年(平成30年)度 | 296,157人 |
2019年(令和元年)度 | 295,573人 |
2020年(令和2年)度 | 209,554人 |
2021年(令和3年)度 | 232,536人 |
延伸計画
日吉駅~川崎か鶴見と、中山~二俣川~東戸塚~上大岡、上大岡~磯子か根岸~元町・中華街方面の延伸計画がある。
但し、元町・中華街~根岸~磯子間に関してはみなとみらい線を延伸させた方が費用が安く現実的という意見もある。
川崎市営地下鉄が計画倒れになった現在、鶴見より川崎方面に伸ばした方が安くて混雑緩和できる、ブルーラインと併せて新百合ヶ丘駅~川崎駅を結ぶ鉄道を建設するべきという意見も多く存在する。そもそも、鶴見延伸計画はかつて川崎市営地下鉄の計画があった名残である。
しかし両市の関係があまり良くない(ブルーライン新百合ヶ丘延伸時も揉めた)。
いずれにせよ、実現するとしても数十年後となりそうである。