プロフィール
概要
輝く銀髪に金銀妖瞳(へテロクロミア)をそなえた美貌を持つ魔王。吸血鬼族の真祖の姫君で、西方聖教会が信仰する唯一神ルミナスの正体。一人称は「わらわ」。人間が幸福に過ごしているとその血が美味と言う事から人間を保護し、少量の血液を密かに奪いつつも平穏な暮らしを与えている。ただし、信仰心を利用して国を維持しているのは配下であり、当人は奥の院にて隠遁している(彼女自身は血を摂取せずとも生きられるという事も起因している)。そのため、リムルからは密かにものぐさ疑惑をかけられる。
高貴な育ち故に品が良く鷹揚な性格をしているが、二千年前に吸血鬼の自慢の都だった「夜薔薇宮(ナイトローズ)」を破壊したヴェルドラの事は最大の警戒対象と同時に相当怨んでおり、話に挙がる・入ってきただけで露骨に不機嫌となる。そのことからヒナタとリムルの和解の宴の際には全力で叩きのめして恨みを晴らしており(ヴェルドラは一応悪いことをしたとは思っていたらしいが無自覚に上から目線の謝罪であったため逆なでしてしまい、それに呆れたリムルからは魔国に怒りの矛先をなるべく向けられたくないという事もあり庇われずに差し出されてしまった。なお、これで魔素をごっそり搾り取られたので内側に押し込めて我慢させ続けるという問題が解消されている)、以後は「一応」停戦を認めリムル達への配慮から基本口頭だけで済ます程度には緩和されている様子。一方でリムルについては評価しており、魔王のお披露目にお忍びで来た際には、芸術や科学分野の研究をとても気に入っていた。
魔王としては配下のロイ・ヴァレンタインに1500年前に代替わりしたと思わせ隠れており、魔王の宴(ワルプルギス)の場等ではロイのメイドとして振舞っていた。これはリムルが友人(後述)最古の魔王あたりにはバレていたものの内緒にしてくれていたが、ヴェルドラとミリムがぽろりと名を喋ったせいで他の魔王達にもバレた事を期に、魔王へと復帰する。
人間との共存する国を作り国民たちから搾取こそするが絶対的な安寧を与える、配下にも力を与え魔王級の力を手に入れさせる、配下たちを拘った役職に任命する、お気に入りの部下がいる、その部下が死んだ場合嘆くという魔族として稀な感性、やりたいことを好きなようにやって理想の国を作り上げる、政治の基本スタンスは部下達に任せている……等、リムルと似ている所も多く、美的センスなども似通っているために彼女はある意味でもう一人のリムルなのかもしれない。
現在は、テンペストと国交も樹立。ルベリオスでは、物理学が発展している。
究極能力
色欲之王(アスモデウス) | 生死を司る。大罪系スキルの一つ。 |
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また、上記の血の他に吸血鬼でありながら弱点の筈の太陽を完全克服した超克者であり、昼間でもなんなく活動できる(配下の精鋭達も超克者は大勢いる)。
対人関係
クロエ・オベール…ヴェルドラが夜薔薇宮を襲撃した際協力してくれた事がきっかけに二千年来の友人となった。ルミナスは彼女に対し、友情とはまた違った感情を有していると見られる。
坂口日向…自身の右手。クロエと同じくらい大切にしている、ルミナスの腹心兼友人。こちらもルミナスから友情以外の感情を向けられており、その被害をよく受けている。
ヴェルドラ=テンペスト…クソトカゲ、駄竜、邪竜と称して忌み嫌う天敵。それもこれも彼が、二千年近く前に夜薔薇宮を戯れで灰にしたことが原因(ヴェルドラからは洒落の分からんやつだと思われてしかも名前を憶えられていなかった)。仲直りの目処は立っていない。
ダグリュール…ルミナスの1つ前の先輩にあたる魔王。ダグリュールの領土はルベリオスの隣の“不毛の大地”であり、彼はしょっちゅうルミナスの領土を狙っていたらしい。本人達の仲も微妙なものだが、それはそれとして一定の信用は互いにある模様。
リムル=テンペスト…訳あってずっと前から気にかけていた、友人の大切な存在。その出鱈目っぷりをルミナスは認めており、リムルの方も彼女の性質をよく理解して、あろうことか買収したことがある。
ウルティマ…原初の紫(ヴィオレ)時代に、煮湯を飲まされてきた存在。というのも、彼女の支配領域はダグリュール及びルミナスの両者の領土と被っていたため、それなりの頻度で衝突があったものと思われる。ちなみにダグリュールの方も、ウルティマのことは因縁の敵として苦手としていた。
アダルマン…七曜の老師の策略に嵌められて命を落とした、元ルミナス教の信徒。つまりルミナスの元信徒であり、七曜達の暴走を見逃した詫びとして、彼女はアダルマンに奥義『昼夜反転』を授けた。これが改造されて出来上がったスキルが、『聖魔反転』である。
フラメア…スピンオフ『魔物の国の歩き方』にて主役を務める兎人族の少女。とあるいきさつから彼女の名付け親となった。
関連イラスト
※ゲームアプリ 魔王と竜の建国譚より。
関連タグ
・吸血鬼