説明
『SPY×FAMILY』とゴジラシリーズとのコラボ・クロスオーバー二次創作作品につけるタグ。
『SPY×FAMILY』で登場するボンド・フォージャーと『三大怪獣地球最大の決戦』に登場した自称金星人(サルノ王女)が未来予知能力繋がりだったりする。
東宝特撮路線と東宝スパイ活劇
『ゴジラ』シリーズを含め、東宝特撮路線は全般的に人間側の本編では意外とスパイ活劇と相性がよかった。
本格参入した初期の『透明人間』や『ゴジラの逆襲』では、ギャング団の暗躍や銃撃戦・カーアクションと海外輸出を意識したストーリー展開や描写が多く見られそれは後続でも続いた。
変身人間ものでは犯罪スリラー系が特に強く、怪獣・メカものでは冒険活劇調なスパイ活劇が多かった。故に昭和期の作品陣は、人間のギャング団・スパイ組織や人間の悪人や宇宙人らによる世界征服・侵略を企む秘密結社的な謀略反乱組織との攻略戦が軸だった。
本多猪四郎監督では『 地球最大の決戦』だけでなく『美女と液体人間』・『海底軍艦』・『宇宙大怪獣ドゴラ』等で軽妙な作品を残したほか、アクション畑の福田純監督も『電送人間』や昭和『ゴジラ』シリーズ等でも見応えのあるスパイ戦を披露した。
また東宝クレージー映画でも、突撃演出を得意とした古澤憲吾監督の特撮アクション喜劇『大冒険』・『クレージーの大爆発』においても犯罪スパイ活劇を基調にした作品があった。
一般映画でも『暗黒街』シリーズ・『国際秘密警察』シリーズなど、東宝は少数ながらも犯罪スパイ活劇シリーズを残していた。
そして、2022年…。『SPY×FAMILY』の製作に関わった上に大ヒット御礼から、その返礼として『国際秘密警察』シリーズ・全作DVD化が実現したのだった。