曖昧さ回避
- ライトノベル「薬屋のひとりごと」のキャラクター→玉葉(薬屋のひとりごと)
- 鎌倉時代の公卿による日記。本項で述べる。
概要
筆者は藤原忠通の六男・九条兼実。兼実は関白や太政大臣を歴任した鎌倉時代朝廷側の公卿であり、そのことから『玉葉』は朝廷側の史料と言え、同時期の史料『吾妻鏡』とは相補的に用いられることが多い。
平安時代末期から鎌倉時代初期の研究を行う上での、基礎史料と位置付けられている。
鎌倉時代初期から多くの人に読まれてきたものと推測されており、『吾妻鏡』の編纂にも影響を与えているとされている。
江戸時代には、水戸藩が二代藩主・水戸光圀の命で大日本史を編纂する時に『玉海』の名で記載された。